
サインバイノー!ツォクトモンゴル乗馬ツアーのたけっし〜です。
「モンゴル観光って、何があるんですか?」「初めてのモンゴル、どこから回ればいいですか?」と、ツアー予約のお問い合わせをいただくときによく質問されます。
モンゴルは日本の約4倍の国土に、わずか360万人ほどが暮らす、地球上で人口密度が一番低い国のひとつ。広がる大草原、ゴビの砂漠、世界遺産の古都、そして遊牧民の暮らし。観光名所もアクティビティも、想像以上に幅広いです!
今回は、現地ツアースタッフの僕が、モンゴル観光の名所・体験・グルメ・準備のすべてをひとつにまとめた内容をお届けします。3日間〜10日間のモデルコースや、よくある質問もまとめてあるので、初めての方のモンゴル観光計画に役立ててください!
モンゴル国とは?モンゴル観光の全体像と基本情報モンゴル観光の全体像と基本情報

モンゴルといえば、草原・遊牧文化・星空。
歴史好きならチンギスハーン、自然好きならゴビ砂漠やフブスグル湖ですね!
モンゴル国の基本データ

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | モンゴル国 |
| 面積 | 156万4,100平方キロメートル(日本の約4倍) |
| 人口 | 約359万人(2025年、モンゴル国家統計局・Worldometer等) |
| 首都 | ウランバートル(人口約180万人) |
| 民族 | モンゴル人(約95%)、カザフ人など |
| 言語 | モンゴル語(国家公用語)、カザフ語 |
| 宗教 | チベット仏教中心(1992年新憲法で信教の自由を保障) |
| 時差 | 日本よりマイナス1時間(西部ホブドはマイナス2時間) |
| 通貨 | トゥグルグ(MNT) |
| 日本からのアクセス | 直行便で約5時間 |
出典:外務省 モンゴル基礎データ / Worldometer モンゴル人口
モンゴル観光の魅力3つ

僕がモンゴルツアーのお客様から一番よく聞くのが、「モンゴルは想像以上でした」という感想です。
モンゴルの魅力はたくさんありますが、あえて3つに絞るとこうなります。
- 見渡す限りの大草原と地平線 — 国土の約80%が草原。日本では味わえない視界を遮るものが何もない感覚
- 今も続く遊牧文化 — ゲル(移動式住居)で暮らす遊牧民の家にお邪魔して暮らしの体験
- 満天の星空 — 草原のど真ん中でテント泊すると、晴れた日は肉眼で天の川がはっきり見える
「歴史」「自然」「文化体験」の3つをどれもバランスよく楽しめる国は、世界でもなかなかありません。
【最近のトレンド】デジタルデトックスと何もしない時間

最近のモンゴル旅行の目的は観光地を巡るだけでなく、さらに一歩進んだリセットへと変化しています。
ここ数年、モンゴルに来た理由をお客様に聞くと「スマホから離れたい」「何もしない時間が欲しい」という答えが増えてきました。
モンゴルの草原では電波が届かない場所が多く、ゲルキャンプによっては充電も限られます。最初は不安そうにしていた方も、2日目には「もうスマホ見なくていいかも」と笑顔になっていることもあります。
情報に追われる毎日にちょっと疲れた方は、デジタルデトックスを目的にモンゴルを選ぶのもアリです。
モンゴル観光のベストシーズンと所要日数


モンゴルのベストシーズン 6月中旬〜8月中旬!
7月のナーダム祭を狙うなら、半年前からの予約がおすすめ!
最低3日、できれば5〜7日あると満喫できます。
モンゴルのベストシーズンは6月中旬〜8月中旬

モンゴル観光のベストシーズンは、夏にあたる6月中旬〜8月中旬です!
この時期の草原は緑が深く、花も咲き誇っていて、空気にハーブの香りが混じっています。気温的にもウランバートルで日中20℃前後と、日本の5月くらいの体感。朝晩は冷えますが、日中は本当に気持ちいいです。
ただし、6月後半〜7月は日差しがかなり強くなります。サングラスと日焼け止めは必須。
9月に入ると一気に秋色になって、これはこれで黄金色の草原が美しいですが、寒さも増します。
詳しい月別の気温・服装は別記事にまとめているので、こちらをどうぞ。
モンゴル旅行必要な日数の目安
| 日数 | 楽しめる範囲 | こんな方におすすめ |
|---|---|---|
| 3日間 | ウランバートル+テレルジ周遊 | 短時間で雰囲気を味わいたい |
| 5〜6日間 | ウランバートル+テレルジ+ハラホリン | 標準的なモンゴル満喫コース |
| 7〜10日間 | ウランバートル+テレルジ+ゴビ+乗馬テント泊 | 草原を本気で堪能したい乗馬好き |
僕の個人的なおすすめは5〜6日間。短すぎず長すぎず、移動疲れせずに「自然+文化+乗馬+食」を全部味わえるバランスです。
ナーダム祭を狙うなら早めの予約を

毎年7月11〜13日の「ナーダム祭」は、モンゴル最大の国家祝日。競馬・モンゴル相撲・弓術の三大競技が行われる、年に一度の大イベントです。
2026年は7月11日(土)〜13日(月)と、土日月の3連休にあたるので、特に日本からの観光客に人気の年になりそうです。航空券・宿・ツアーすべてが半年前から埋まり始めるので、狙うなら年明けには予約を動かしておくのが安心。
人気のモンゴル観光|ウランバートルのおすすめ観光スポット


半日〜1日でまわるなら、チンギスハーン広場 → ガンダン寺 → モンゴル国立歴史博物館 → ザイサンの丘の4点セットが王道。ショッピングならノミンデパートへ。
ウランバートルはモンゴル唯一の大都市で、人口の半分近くがここに集中。観光の起点であり、空港から市内までは車で約30分。
ここでは王道の観光スポットを4つ紹介しますが、もっと詳しく知りたい方はウランバートル観光9選の別記事をどうぞ。
チンギスハーン広場(スフバートル広場)

ウランバートル中心部にある大広場で、市の象徴。広場の北側にチンギスハーン像、中央にスフバートル像が立ち、周囲を政府宮殿・オペラ劇場・市役所が囲んでいます。
2013年にスフバートル広場からチンギスハーン広場に改称されました。週末は家族連れやカップルでにぎわい、運がよければ民族衣装「デール」を着た新婚カップルが記念撮影しているのに出会えます。
ガンダン寺

ウランバートル最大のチベット仏教寺院で、社会主義時代に唯一活動が許された寺。定番の観光スポットであると同時に、多くのモンゴル人が参拝する場所です。
創建年については資料によって違いがあり、1727年に清の雍正帝が建立した説と、1809年に第4世ジェブツンダンパ・フトクトが小堂を建て、1838年に第5世ボグド・ハーンが大伽藍として整備した説があります。現在残る主要な伽藍は19世紀以降に整備されたものです(出典:日本語Wikipedia / 英語Wikipedia)。
見どころは、本堂に立つ高さ約26mの観世音菩薩像(メグジド・ジャナライサク)。一度はソ連に持ち去られましたが、1996年に再建されました。この世のあらゆる災難から身を守ってくれると言われています。
モンゴルの信仰や文化を深く理解したい方におすすめです。
モンゴル国立歴史博物館

チンギスハーン広場の西隣にある国立博物館で、毎年5万人以上が訪れる人気スポット。
石器時代から現代まで、モンゴルの歴史と民族文化を網羅的に展示しています。チンギスハーン時代の武具や、モンゴル各民族の衣装コレクションが特に見応えあり。日本語の音声ガイドも借りられます。
ザイサン展望台(ザイサントルドイ)

市内南側にある小高い丘で、頂上には第二次世界大戦のソ連・モンゴル戦勝記念碑があります。階段を上りきると、ウランバートル市街と背後のボグドハーン山が一望できる絶景スポット。
特に夕方、街に明かりが灯り始める時間帯がおすすめ。日帰り市内観光の最後に組み込むと、いい締めくくりになります。
ナラントール・ ザハ(ナラントゥール、ナラントール市場)

ナラントール・ザハはモンゴル最大の露天市場。モンゴル語で「ザハ」は市場という意味です。
街の中心に位置しており、もともとは人々が集まって物々交換をする場所として始まりました。かつてはブラックマーケットのイメージがありましたが、現在では豊富な品揃えと便利な立地から、市民や観光客、さらには首都で働く遊牧民にとって気軽に利用できるマーケットとなっています。
市場では日用品から馬具まで、ありとあらゆる種類の商品が並んでおり、「無いものがない」と言われるほど。また、電卓を片手に値切り交渉を楽しむことも可能です。
ゲル(モンゴルの伝統的なテント)の用具や珍しい動物、奇妙な骨製品、怪しげな食材など、日本人観光客にとっては見慣れない商品が多数販売されています。
外国語は基本的に通用しないため、外国人にとっては敷居が高いかもしれませんが、ほとんどの商品は格安で購入でき、モンゴル庶民の生活を垣間見るのに最適な場所と言えます。
メルクーリ市場

歴史ある旧国立サーカスの建物の隣に広がるのが、メルクーリマーケット。モンゴル国内の食通や国際的な住民が、さまざまな食材を求めて集う市場として知られています。
モンゴルは陸に囲まれた国ですが、市場は国際色豊か。豚肉の塊や大きなサーモンの切り身、東洋の味を彩るしょうゆや味噌、春巻きの皮、オーストラリア産のクリームチーズなど、ウランバートルでは一般的に見かけない食材がたくさん。
また、モンゴル独特の岩塩や、スモークされた牛肉や羊肉のタン、キリル文字で書かれたイクラのキャビア、ロシア産の燻製チーズなど、モンゴルらしい珍しい食材もあります。乳製品売り場では、アーロールをはじめとするモンゴル特有の乳製品が豊富で、見学するだけでも楽しいですよ。
ノミンデパート

観光客が短時間で安心して買い物するなら、ノミンデパート(Nomin Department Store)などの大型店舗がおすすめです。
カシミア製品、馬具のレプリカ、伝統茶、お菓子など、定番のモンゴル土産がきれいに陳列されていて、価格もタグ表示で明朗。
ウランバートル郊外のおすすめ観光スポット


テレルジ国立公園が王道。テレルジへの道中でチンギスハーン騎馬像もあります。乗馬好きなら13世紀村まで足を伸ばすのもおすすめです!
テレルジ国立公園

ウランバートルから約70km東、車で約2時間の場所にある国立公園。四国がすっぽり入るほどの広さで、標高1,800m近くの高地に、岩山・緑の渓谷・清流・高山植物が広がっています。ヤク・ヘラジカ・鳥類・熊などの保護動物が見られるエリアもあり、自然観察派にもおすすめです。
シンボルは撮影スポットとして有名な「亀石」。岩肌が亀の形に見える奇岩で、SNS映え必至です。少し奥にアリヤバル寺院もあり、108段の階段を登ると瞑想スペースに出ます。
公園内のツーリストキャンプではゲルに宿泊でき、水洗トイレ・温水シャワー・レストラン完備。ウランバートルから路線バスも1日2便運行しているので、自力でアクセスする旅もできますよ。
チンギスハーン騎馬像テーマパーク

ウランバートルから車で約1時間、テレルジへの道中にある巨大なチンギスハーン騎馬像。高さ40mの世界最大級の騎馬像として知られています。
像の内部はエレベーターで上れる構造で、台座部分には博物館があり、モンゴル帝国時代の武具や歴代ハーンの解説を見学できます。さらに馬の頭部にある展望デッキまで上がれば、周囲の草原を360度見渡せて爽快です。敷地内ではラクダ乗り体験や、鷹を腕に乗せて記念撮影もできて、子ども連れにも人気。
ツォクト直営のエルデネツーリストキャンプからは、馬で1時間半・車で20分の距離。乗馬コースに組み込んでお連れすることが多いです。
巨大騎馬像を目指す!モンゴル・ゲル泊乗馬ツアー<2泊3日〜>
13世紀村
モンゴル帝国の黄金時代を再現したテーマパークで、複数のゲルが「シャーマン」「武士」「遊牧民」「王族」などテーマ別に並んでいます。
王族のゲルでは伝統衣装を借りて記念撮影ができ、シャーマンのゲルでは部族ごとに異なる装束や祭具に触れられます。武士の訓練エリアでは弓道や馬術の実演を見学でき、運がよければ自分で弓を引かせてもらえることもあります。
遊牧民の生活エリアでは伝統工芸の制作過程や日常を再現していて、歴史と文化を体感する場として、乗馬で訪れると一段と臨場感があります。
以下は駆け足ツアーのページです。
モンゴル中央部・北部のおすすめ観光スポット

モンゴル中央部のハラホリン(カラコルム)は世界遺産エルデネ・ゾーがある古都。北部のフブスグル湖は「モンゴルのスイス」と呼ばれる絶景湖。どちらもUBから車かフライト+陸路で1日かけて移動します。
カラコルム博物館

ハラホリン(カラコルム)は13世紀にオゴデイ・ハーンが建設した、モンゴル帝国の首都跡。世界有数の大都市だった面影は今ほとんど残っていませんが、近隣のカラコルム博物館で当時の姿を学べます。
2010年に日本のODA(無償資金協力)で建設された比較的新しい博物館で、青年海外協力隊も建設に関わりました。展示パネルに日本語解説が付いているので、僕ら日本人にはとてもありがたい施設です。
新石器時代から突厥・ウイグル時代、そしてカラコルム遺跡から出土した文物まで、モンゴル史の流れが立体的にわかります。
エルデネゾー(世界遺産)

カラコルム博物館のすぐ隣にある、モンゴル最古級のチベット仏教寺院群。
16世紀末にアブタイ・サイン・ハーンによって創建され、外周には108基のストゥーパ(卒塔婆)が並んでいます。2004年に「オルホン渓谷の文化的景観」の一部として世界遺産(文化遺産)に登録されました(出典:UNESCO公式サイト)。
夕暮れ時、ストゥーパの白い壁が夕陽でオレンジに染まる光景は、写真好きにはたまらない瞬間です。
フブスグル湖

モンゴル北部にある、モンゴル最大の淡水湖。「モンゴルのスイス」と呼ばれるほど美しく、透明度の高い水と周囲の針葉樹林、その奥の山並みが絶景を作ります。
湖畔ではゲル宿泊・乗馬・カヤック・釣り・ハイキングなどが楽しめます。湖に魚が豊富なので、釣り好きには天国です。
少し北に足を伸ばすと、ツァータンというトナカイ遊牧民を訪ねるツアーも組めます。タイガ(針葉樹林帯)の中でトナカイと共に暮らす人々の文化は、モンゴル国内でもここでしか見られません。
ゴビ周辺のおすすめ観光スポット

ゴビはモンゴル語で「乾いた草地」を意味する一般名詞で、砂漠とは少し違うイメージですよ。ゴビ砂漠の中でもツアーで巡るスポットは大きく3つ。
ホンゴル砂丘
ゴビ最大級の砂丘で、地平線まで砂の海が続く広大なエリア。「歌う砂丘(風で砂が鳴くから)」とも呼ばれます。
ハイライトはフタコブラクダに乗っての砂漠探検。ラクダに揺られながら砂丘を進むと、視界が完全に砂で埋め尽くされて、地球じゃないみたいな感覚になります。
夕方は砂丘が金色〜オレンジに染まり、夜は天の川が真上を流れる星空。1日でこんなに表情が変わる場所、なかなかありません。
バヤンザグ(恐竜の谷)

「炎の崖」とも呼ばれる赤い砂岩の絶壁エリア。20世紀初頭にロイ・チャップマン・アンドリュースが世界で初めて恐竜の卵の化石を発見した、古生物学的に超有名な場所です。
今でも崩れた崖の表面で、化石のかけらが見つかることがあります(もちろん持ち帰りは禁止)。プロガイドの解説付きツアーだと、地層の見方や化石探しのコツも教えてもらえて、子どもの自由研究にもなりますよ。
ヨリーン・アム渓谷
標高2,000mを超える深い渓谷。夏でも渓谷の奥に氷河が残るという不思議な場所で、初夏に訪れると、緑の中に白い氷が見えるシュールな光景に出会えます。
崖にナキウサギや猛禽類が住んでいて、自然観察派にもおすすめ。
モンゴルでしかできない体験・アクティビティ

大草原を馬で駆け抜ける
モンゴルといえば、やっぱり乗馬。人口より馬の方が多いと言われる国で、遊牧民の馬に乗って草原を進むのは、ほかの国では味わえない体験です。
ツォクトでは未経験OKのテント泊ツアーから、駆け足を目指す中上級者向けのロングライドまで揃えています。「馬に乗ったことがない」という方も、初日はガイドが手綱を取りながら並足から練習するので、安心してください。
ゲル宿泊と遊牧民との触れ合い
モンゴル観光の体験のなかで、ゲストの満足度が一番高いのが遊牧民のゲルにお邪魔する時間です。
ゲルに入ると、奥さんがすぐにスーテイ・ツァイ(塩ミルクティー)とアーロール(乾燥チーズ)を出してくれます。馬乳酒(アイラグ)が振る舞われることも。言葉が通じなくても、笑顔とジェスチャーで通じ合う1時間は、旅の宝物になります。
ツーリストキャンプのゲル(水洗トイレ・温水シャワー付き)と、遊牧民の本物のゲル(電気は太陽光パネル、トイレは外)はかなり違うので、目的に応じて選ぶといいです。
光害ゼロの星空観察

モンゴルの大草原は、世界でも有数の星空観察スポット。光害がほとんどなく、肉眼で天の川がはっきり見えます。
僕の経験から言うと、ツーリストキャンプは意外と光が多いので、星空目当てなら奥地でのテント泊が圧倒的におすすめ。ツォクトのツアーではナライハ大草原・ハルチョロート草原・ゴーリンダワー草原など、ウランバートルから1〜2時間ほど離れた場所を巡ります。新月のタイミングに合わせて訪れると、宇宙に放り込まれたみたいな夜空に出会えますよ。枯れ木を集めて焚き火を囲める日もあります。
ラクダ乗り(ゴビ)・トナカイ乗り(北部フブスグル)

地域限定の体験として、ゴビでのフタコブラクダ乗りと、フブスグル湖北部でのトナカイ乗り(ツァータン族訪問時)があります。
ラクダはのっそりした見た目に反してかなり高い場所から景色が見えて、砂漠ならではの旅情があります。トナカイはタイガの中の限られたツアーでのみ体験可能。家族連れにも人気の体験です。
ナーダム祭観戦(競馬・モンゴル相撲・弓術)

7月11〜13日のナーダム祭は、モンゴルの「国家規模の運動会」とも言える祭り。競馬・モンゴル相撲・弓術の3競技が国家祝日として行われ、騎馬民族としての誇りを示す大イベントです。首都ウランバートルでは大スタジアムで開会式と決勝が行われ、地方では6月下旬〜7月下旬にかけて、各地域ごとに同様のミニ大会が開催されます。
ハイライトはスフバートル広場からスタジアムへ向かう騎馬隊のパレード。馬頭琴の旋律に乗せた民族舞踊、ホーミー(喉歌)の演奏、デールを着た踊り手、騎兵姿の儀仗兵が次々登場して、モンゴル文化の濃さをぎゅっと体感できます。年によっては三大競技に加えて新種目が導入されることもあります。
地方ナーダムは観光客が少なく、地元の人と肩を並べて観戦できる素朴な良さがあります。「首都の華やかさ」と「地方の濃さ」、どちらを取るかで旅程が変わるところです。
2026年は7月11日(土)〜13日(月)で土日月の3連休にあたり、特に観光客が集中する見込みです。観戦希望なら半年前からの予約必須です。
モンゴル料理と食文化

モンゴル料理は「肉が苦手な人にはハードかも…」と思われがちですが、実際に食べてみると羊の臭みは少なく、出汁の旨味が強い料理が中心です。ここでは代表料理を5つだけ紹介します。料理の詳細は専門記事にまとめているので、そちらもどうぞ。
代表料理5つ
| 料理名 | 一言で言うと |
|---|---|
| ホルホグ | 焼石と一緒に羊肉と野菜を金属容器で蒸し焼き。ツアーのハイライト料理 |
| ボーズ | 羊肉の蒸し餃子。肉汁がジューシー |
| ホーショール | 揚げ餃子(おやき)。屋台でも食べられる定番おやつ |
| ツォイワン | 羊肉と野菜の蒸し焼きうどん。日本人にも食べやすい |
| チャンサン・マハ | 羊肉と野菜の塩茹で。素材の味勝負のシンプル料理 |
ホルホグはツアーで遊牧民にお願いして調理してもらうことが多くて、石を熱して肉と一緒に蒸す調理法は見学だけでも楽しいです。
伝統的な飲み物
| 飲み物 | 内容 |
|---|---|
| スーテーツァイ | 塩入りミルクティー。日常の飲み物 |
| アイラグ | 馬乳を発酵させた微アルコール飲料。夏の風物詩 |
| アルヒ | モンゴル産ウォッカ。種類豊富 |
スーテイ・ツァイは最初「塩入りお茶?」と戸惑う方が多いですが、3日目には「これがないと物足りない」と言い始める方も多いです。慣れの問題ですね。
モンゴルの食事のマナーと習慣
モンゴルの食事マナーは、その地域の歴史や文化に大きく影響を受けています。また、飲み物を一口飲む習慣は、ホストに対する敬意として行われることが多いです。
マナーや習慣を理解し、尊重することで、現地の人々との交流がより深まり、モンゴルでの食事体験はより充実したものになります。
なお、エルデネツーリストキャンプでは、日本人の方に食べていただきやすいように、創作モンゴル料理をお出ししております。エルデネツーリストキャンプについては、以下をご覧ください。
モンゴル旅行の準備(ビザ・通貨・服装・言語・治安)
ビザ・入国手続き
日本国籍の旅行者は、30日以内の観光滞在ならビザ免除(2026年5月時点)。それ以上の滞在や商用目的は事前ビザが必要です。
入国時にはパスポートの残存有効期間が6か月以上必要なので、出発前に必ず確認してください。
通貨・両替
通貨はトゥグルグ(MNT)。物価は日本より安いものの、地域差・サービス差が大きいです。
- 都市部のレストラン・ホテル:クレジットカードOK
- 地方・草原エリア:現金が主流
- 両替:空港 or 市内の銀行が安心。レートはタイミングによって変動
最近はチンギスハーン国際空港のATMで日本のカードからキャッシングする方も増えています。詳しくは別記事をどうぞ。
服装・気候
夏(6〜8月)のモンゴルは日中こそ快適ですが、朝晩は10℃前後まで下がる日もあります。重ね着が前提で、薄手のジャケットは必須です。
乗馬をするなら、靴選びだけは絶対に妥協しないでください(前述の安全マニュアル参照)。
言語と基本フレーズ
公用語はモンゴル語。ウランバートル市内のホテル・観光地・大型店では英語が通じますが、地方では一気に通じなくなります。翻訳アプリ(オフラインも含む)を準備しておくと安心です。
| 日本語 | モンゴル語 | 読み方 |
|---|---|---|
| こんにちは | Сайн байна уу? | サインバイノー |
| ありがとう | Баярлалаа | バヤルララー |
| はい / いいえ | Тийм / Үгүй | ティーム / ウグィ |
| いくらですか | Хэд вэ? | ヘド ヴェー |
| とても美味しい | Маш амттай | マシ アムタイ |
「サインバイノー」のひと言で、現地の方の表情がぐっと柔らかくなります。試してみてください。
治安と注意事項
モンゴルは観光客に対しては比較的安全な国ですが、ウランバートル中心部のスリ・置き引きだけは要注意。夜のひとり歩きや、人混みでの貴重品管理は気をつけてください。
地方の遊牧民エリアは犯罪リスクはほぼゼロですが、犬(番犬・牧羊犬)が放されていることが多いので、知らないゲルに勝手に近づかないようにしましょう。
持ち物
夏の持ち物は別記事に詳しくまとめています。「何を持っていけばいい?」という方はこちらをどうぞ。
モンゴル観光モデルコース(日数別)

ここからはツォクトのツアーをベースに、日数別のモデルコースを紹介します。すべて実際にツアーで運行している組み合わせなので、無理のないスケジュールです。

3日ならUB+テレルジ、5〜6日ならテレルジ+古都 or ゴビ、7日以上なら乗馬テント泊で本格満喫。日数で楽しめる範囲が大きく変わるので、最初に決めておくと予約がスムーズです。
3日間モデル:ウランバートル+テレルジ周遊
| 日 | 行程 |
|---|---|
| 1日目 | 日本→ウランバートル着、市内観光(チンギスハーン広場・ガンダン寺・歴史博物館) |
| 2日目 | テレルジ国立公園(亀石・アリヤバル寺院)+ チンギスハーン騎馬像、ゲル泊 |
| 3日目 | テレルジで乗馬体験→ウランバートル戻り→日本へ |
ぴったりのツアー: 【乗馬付】テレルジ国立公園の亀石・アリヤバル寺院と巨大騎馬像を車で観光ツアー<日帰り〜> / 【日帰りで乗馬】ガイドとランチ付き!未経験OKのモンゴル乗馬体験ツアー<日帰り>
5〜6日間モデル:UB+テレルジ+ナライハ大草原で乗馬テント泊
| 日 | 行程 |
|---|---|
| 1日目 | 日本→ウランバートル着、市内観光 |
| 2日目 | テレルジ国立公園+チンギスハーン騎馬像 |
| 3日目 | ナライハ大草原で乗馬開始、草原ゲル泊 |
| 4日目 | 草原トレッキング、テント泊(満天の星空) |
| 5日目 | 13世紀村観光、ウランバートル戻り |
| 6日目 | 日本へ |
ぴったりのツアー: 【駆け足と13世紀村観光】初級者OKのモンゴル乗馬テント泊トレッキングツアー<3泊4日〜> / 【星空×大草原】未経験OKのモンゴル乗馬テント泊トレッキングツアー<3泊4日〜>
7〜10日間モデル:乗馬で本気のロングライド or 周遊
| 日 | 行程(例:駆け足マスター) |
|---|---|
| 1日目 | 日本→ウランバートル着 |
| 2〜3日目 | 山岳エリアで乗馬練習、ゲル泊 |
| 4〜6日目 | 草原を13世紀村に向かってロングライド、テント泊 |
| 7日目 | タマガヌンウンドゥ山で星空観賞、テント泊 |
| 8日目 | ウランバートル戻り、日本へ |
ぴったりのツアー: 【星空×13世紀村】目指せ駆け足マスター!モンゴル乗馬テント泊トレッキングツアー<7泊8日〜> / 【中級者以上】世界遺産ハラホリン&砂漠を駆ける!長距離乗馬テント泊トレッキングツアー<5泊6日〜>
「日程を決めきれない」「自分に合うコースが分からない」という方は、お気軽にLINEでご相談ください。
モンゴル観光のよくある質問(FAQ)

Q1. モンゴル観光のベストシーズンはいつですか?
A. 6月中旬〜8月中旬が最も気候が安定し、草原も緑に染まる時期です。星空観察を最優先するなら新月のタイミングを狙うのがベストです。9月は秋色の草原と落ち着いた気候で、混雑も少なくおすすめです。
Q2. モンゴル旅行は最低何日必要ですか?
A. 最短3日でも可能(UB+テレルジ)ですが、移動疲れで終わってしまいます。「遊牧文化と乗馬を味わいたい」なら5〜6日、「本気の乗馬テント泊」を希望なら7日以上が目安です。
Q3. モンゴル観光は何月から行けますか?
A. ベストは6〜8月ですが、5月後半・9月上旬も十分楽しめます。逆に冬(11〜3月)は氷点下20℃以下になり、ツアーは限定的になります。
Q4. モンゴルはひとり旅でも安全ですか?
A. 基本的には安全ですが、ウランバートル中心部のスリ・置き引きには注意してください。地方の草原エリアは犯罪リスクはほぼゼロです。ツアー利用なら言葉や移動の不安もカバーされるので、ひとり旅でも安心です。ツォクトは1名から催行可能なツアーも多いです。
Q5. モンゴルで英語は通じますか?
A. ウランバートル中心部のホテル・観光地・大型店では通じます。ただし地方や市場・タクシーでは通じないことが多いので、翻訳アプリやモンゴル語の基本フレーズを準備しておくと安心です。
Q6. ナーダム祭は誰でも観られますか?
A. 観られますがチケット購入のハードルは高めです。
Q7. モンゴル旅行にビザは必要ですか?
A. 日本国籍の方は30日以内の観光滞在ならビザ不要です(2026年5月時点)。パスポートの残存有効期間6か月以上が必要なので、出発前に必ず確認してください(外務省海外安全ホームページ)。
Q8. モンゴル旅行の予算の目安は?
A. 航空券・宿・現地ツアー込みで、5日間で15〜25万円が一般的な目安(時期と航空会社による)。ナーダム祭時期は航空券が高騰します。現地での食事は1食500〜2,000円程度、ツアー参加なら食事・宿込みが多いので追加出費は限定的です。
モンゴル観光を最大限楽しむために

モンゴル観光は「草原・遊牧文化・星空」の3つが主役の旅です。歴史好きには古都ハラホリン、自然好きにはゴビとフブスグル、体験派には乗馬とゲル泊。何度行っても新しい発見がある、奥の深い国だと思います。
僕がツアーをやっていてつくづく感じるのは、「情報量で迷っているうちに、季節が過ぎてしまう」方が一定数いるということ。モンゴルは6〜8月のたった3か月がベストシーズンなので、行きたい年を決めたら動き出しは早ければ早いほど選択肢が広がります。
「自分にどのツアーが合うか分からない」「日程の組み方に迷っている」という方は、お気軽にLINEでご相談ください。日本人スタッフが日本語でお答えします。

















