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乗馬用の手袋とは?軍手との違いや選び方について解説

紐の手綱

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乗馬を楽しむ際には、快適さと安全性を確保するために、適切な装備が不可欠。特に手袋は、乗馬体験を大きく左右する重要なアイテムの1つです。

本記事では、乗馬時における手袋の選び方やその役割について詳しく解説します。

1. 乗馬用手袋とは?

乗馬用手袋は、騎乗時に使用する専用の手袋です。薄手の革手袋が一般的で、手綱を通じて馬の状態を感じ取りやすくするために設計されています。乗馬用手袋は、フィット感や使用感が重要で、上達するほどその重要性が増します。

2. 手袋を着ける理由

乗馬用手袋を着ける理由は大きく分けて2つあります。

保護のため

馬が頭を振ったり、つまずいたりした際に、手綱を強く引っ張られることがあります。手袋を着けていないと、摩擦で手にケガをしたり、手綱を放してしまう恐れがあります。これにより、手綱が馬の肢に引っかかってしまい、事故につながるリスクが生じます。

天候への対応や防寒

寒い日や突然の天候の変化に備えて、手袋は防寒や防水の役割も果たします。特に冬季には、薄手の手袋ではなく、保温機能のある手袋が必要です。

3. 軍手との違い

一般的な手袋や軍手と乗馬用手袋との違いは、その機能性にあります。一般的な手袋は防寒具としての役割が主で、指の可動域が制限されます。軍手は滑り止めが付いているものもありますが、伸縮性に乏しく、馬に繊細な合図を送るのには適していません。

ただ、モンゴルでは馬に繊細な合図を送る必要性は薄いため、初心者の方は軍手でも大丈夫です!

4. 乗馬用手袋の種類

乗馬用手袋には、以下のような種類があります。

本革製手袋

本革製の手袋は、耐久性に優れ、使用するほど手に馴染んでくるのが特徴です。エレガントなデザインで見た目も良く、長く使うことで味わいが深まります。特に冬季の騎乗時には、防寒効果もあり大変重宝します。

合皮製手袋

合皮製の手袋は、価格と機能のバランスが良く、人気があります。本革ほどの耐久性はありませんが、お手入れが簡単で見た目も本革に劣らないものが多くあります。レッスンに頻繁に通う方には最適な素材です。合皮素材の種類によって質感が大きく異なるため、自分の好みに合わせて選ぶ楽しさがあります。

コットングローブ

コットングローブは、低価格でコストパフォーマンスが抜群です。乗馬を始めたばかりで、続けられるか分からない方や、摩耗したら買い換えるつもりの方におすすめです。予備としていくつか持っておくと安心ですが、防寒性が低いため、寒冷地では他の素材の手袋も準備しておくとよいでしょう。

サマーグローブ

サマーグローブは、伸縮性や耐久性を保ちながら通気性を高めることで、ムレを防ぎます。冷感素材を使用しているものもあり、暑い季節の騎乗に最適です。

冬用手袋

冬用の手袋は、薄手でも高い保温機能を持つ素材で作られており、寒冷地での騎乗に適しています。また、防水機能を備えたものもあり、雨や雪の日でも安全に使用できます。

防水手袋

防水手袋は、雨天や降雪時でも使用できる防水機能を備えています。乗馬は屋外で行われることが多いため、突然の天候の変化に対応するために、防水手袋があると非常に便利です。

特定の機能に特化した手袋

さらに、特定の機能に特化した手袋も存在します。例えば、スマートフォンのタッチパネルに対応した手袋は、騎乗中にスマートフォンを操作する必要がある場合に非常に便利です。

5. 乗馬用手袋の選び方

自分に合った乗馬用手袋を選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。

用途に応じた素材選び

乗馬用手袋を選ぶ際には、用途によって素材を選ぶことが重要です。競技会に出場する場合は大会規定に沿ったものを購入しましょう。一般に「白」と規定している大会が多いですが、ご購入前に確認してください。競技会と普段のレッスンで別々のグローブを使用すると、感覚が変わってしまう可能性があるため、普段のレッスンで使用しているグローブを大会でも使用することをおすすめします。

サイズ選びのポイント

乗馬用手袋のサイズを選ぶ際には、拳周り、全長、中指長を測定して、自分の手にぴったりのサイズを選びましょう。「拳周り」は親指を除いた手のひらの周囲です。メジャーが手のひらにフィットしていないと正しい拳周りを測れません。「中指長」は中指の付け根から先まで、「全長」は手首の一番上にある横シワから中指の先までを測定します。小さいと感じた場合は、一つ大きいサイズを試してみることをおすすめします。

気候に合わせた選び方

寒冷地にお住まいの場合は、保温性の高い手袋を選びましょう。暖かい地域では、通気性の良いサマーグローブがおすすめです。また、突然の雨でも手綱が滑りにくい防水グローブを持つことも考慮してください。

6. モンゴルでの手袋の使い方

モンゴルでの乗馬では、薄手の革手袋が最適です。モンゴルの手綱は皮や紐でできており、柔らかいため手袋の選び方が重要です。慣れてくると手袋を外して素手で乗るのも良いですが、手が擦れたりするため注意が必要です。

7. 手袋なしで乗馬する際の注意点

革の手綱

手袋を着けない理由として、乗馬中の撮影がしやすいことが挙げられます。素手であれば、ポケットからカメラを取り出したり、撮影ボタンを押したりすることが容易です。しかし、手袋なしでの乗馬は手が擦れて怪我したりといったリスクも伴います。

馬とのコミュニケーションが上手くできていると、スマホを乗り手が出したことを馬が把握し、不安定な体勢であることを馬が認識します。するとその間は安定した走りをするようになります。もちろん、乗り手自身が進行方向に馬が横跳びするような危険な場所がないかを把握することが大前提ですが、馬が乗り手を信頼している場合は乗り手がよい道を選んでくれているという安心感があるため、そうそう変な行動をしなくなります。ただ何回か馬にとっては嫌なところを走らせたりすると馬との信頼関係が崩れていくため、馬も自分を守るために乗り手のことより自分が安全であることを重視するようになり、横跳びなどの動作をとることがあります。

馬との信頼関係を築けていると、馬自身も一緒に走ることが気持ちよいと感じるため、本当に最高の乗馬体験ができます。馬にとっては1人で走る方が楽で気持ち良いとは思いますが、人と生きてきた馬でもあるため、人を乗せて一緒に走ることにも喜びを感じていると思います。ぜひ皆さんも人馬一体の感覚でモンゴルの大草原を走ってみてください。

ツォクトの馬はちゃんと調教されており、馬が人を信頼しているため、人馬一体感を得て走ることができる馬がたくさんいます。

8. 手袋のメンテナンス

乗馬用手袋を長く使うためには、適切な手入れが重要です。使用後は汚れを拭き取り、必要に応じて専用のクリームで手入れを行いましょう。特に本革製の手袋は、定期的なメンテナンスが必要です。合皮製手袋は、濡れた布で拭くだけで良い場合が多いです。コットン製手袋は、汚れたら洗濯機で洗うことができますが、縮みやすいので注意が必要です。

9. まとめ

乗馬用手袋は、快適で安全な騎乗をサポートするために重要なアイテムです。用途や季節に合わせて適切な手袋を選び、適切な手入れをすることで、長く愛用することができます。特にモンゴルでの乗馬体験では、薄手の革手袋が最適ですが、気候に応じた手袋の選び方も忘れずに行いましょう。自分に合った手袋を選んで、快適な乗馬を楽しんでください。

以上、モンゴルでの乗馬時の手袋について詳しく解説しました。モンゴルの大草原での乗馬は、特別な体験となるでしょう。手袋の選び方や使い方を参考にして、安全で快適な乗馬を楽しんでください。

モンゴルの正しい乗馬法・走り方を解説!注意点13選 | ツォクトモンゴル乗馬ツアー
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nagaoka takeshi

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ツォクトモンゴル乗馬ツアーの予約担当。 最高の乗馬ツアーを作るために活動しています。モンゴル・キルギス・カザフスタンでの乗馬ツアーを各国の現地法人で運営しています。

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