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モンゴル旅行を計画する上で欠かせないのが「お金」の準備。モンゴルの通貨や両替事情、クレジットカードの利用状況など、事前に知っておきたい情報をまとめました。この記事を読めば、モンゴルでのお金の不安を解消し、安心して旅行を楽しめるはずです。
モンゴルの通貨事情を知って、快適な旅の準備を始めましょう。
モンゴル通貨について
モンゴルの通貨単位はトゥグリク(TgまたはMNT)。

モンゴルの英雄であるチンギスハーンが描かれた紙幣が流通しています。他にも1000tg未満ではスフバートルが描かれています。
硬貨もありましたが、現在は使われていません。
為替レート
例えば、2025年5月29日時点のレートは1 JPY = 24.6314 MNTです。
ここ数年の値幅は22円〜27円のレンジになっています。24円だと少し安いかなあと感じるレートですね。
2025年5月16日時点のJPY から MNT のチャート
1円=24.6317tgです。
円安が落ち着いて円高に向かっているタイミングのためか若干高め(日本円→モンゴル通貨の交換レート)な印象です。

以下のリンクで最新のレートを確認できます。
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JPY / MNT 通貨チャート日本円 から モンゴルトゥグルグ のレート | Xe
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モンゴル旅行時にモンゴル通貨への両替は必要か
弊社のツアー参加であればモンゴル通貨への両替は不要です。現地でお水やお土産などを弊社直営エルデネツーリストキャンプなどで購入いただく場合は日本円でお支払い可能ですし、クレジットカードも利用可能です。
ただ、ウランバートル市内観光をしたり、地方へ行く場合はモンゴル通貨を持っておいた方が良いです。
モンゴルで使用できる通貨
モンゴルの主要通貨はトゥグリクです。アメリカドルも使用可能な場所が多いです。日本円はツォクトモンゴル乗馬ツアーのエルデネツーリストキャンプでのみ使用可能です。
モンゴル通貨の両替場所
モンゴル通貨へ両替可能なところをご紹介します。
空港での両替

空港到着ロビーの1Fには24時間営業の両替所があります。市内の両替所よりも少しレートは悪いですが、利便性の点では到着時に空港で両替されることをおすすめいたします。ただ夏は長蛇の列になる場合もあります。
ATMキャッシングでモンゴル通貨を取得

両替を行わずにモンゴル通貨を手に入れるためには、クレジットカードを使ってATMでキャッシングが可能です。クレジットカードキャッシングは金利が発生しますので返済は早めに行うようにしましょう。カードによっては借りてから10日後にネットで返済できるところもありますので、できるだけ早く返済できるところでキャッシングがおすすめです。
空港でのATMキャッシング方法は以下のyoutubeをご覧ください。JATM社は弊社へ航空券の取得をご依頼いただいた場合にお繋ぎしている会社です。
ATMキャッシングの注意事項
カードが吸い込まれる
旧空港の時はATMにキャッシュカードが吸い込まれる問題が発生していました。現在の新しい空港で発生している問題であるかは不明ですが、一度クレジットカードが吸い込まれると銀行の営業時間内しか取り戻すことができないので、夜間の場合は翌日になってしまいます。
万が一、クレジットカードが吸い込まれた場合はその場所で出てくるのを待つか、出てこなければクレジットカードを停止してもらう必要があります。僕は何度かATmキャッシングを行いましたが、吸い込まれたことはありませんでした。ただ目の前で吸い込まれている人を見かけたことがあります。新しい機械のATMであれば吸い込まれることもなさそうですが、現地キャッシングにはこういったリスクがあることもご注意ください。
引き出し限度額
クレジットカードのキャッシング限度額を出国前に確認してください。額が少ない場合は引き上げておくのも良いと思いますが、引き上げには審査が発生する場合があるため数日の日数がかかる場合がありますので、事前に行っておきましょう。
周囲への警戒
10年以上前にはATMからお金を引き出したところを恐喝される事件が発生していましたが、現在は聞かなくなりました。ただ大きなお金をどこにしまったのかを周囲の人に見られないようにしましょう。モンゴルのスリで技術力の高い人は、全然気づかないうちに財布の中のお金だけ抜き取られて財布が返されていたなんてこともできる人たちです。
ウランバートルでの円両替方法
ウランバートルでは銀行・ホテル・両替所にて両替可能です。
銀行
銀行は町中のいたるところにあります。BANKと書いているのでわかりやすいですね。
結構並ぶことが多いため、下手すると両替までに1時間ぐらいかかることもあります。
またパスポートの提示も必要です。忘れると両替ができません。
ホテル
ホテルでも両替が可能ですが、レートは一番悪いと思います。ただほぼ並ばずにすぐ両替できることが多いのがメリットかもしれません。少額の両替であればレート差も気にならないと思いますので、時間がない方にはおすすめです。
両替所
私営の両替所もあります。レートも銀行よりも良いため、大きなお金を両替する場合は両替所で行うことが多いです。
両替所が並んでおり、店に入ると看板に最新の両替レートが記載されています。
いくつかの店に入ってJPYのところのАВАХの数値が一番高いところで換金するのがおすすめです。
店の人にお金を見せると、両替金額を電卓で教えてくれます。
両替後にもらったお金はその場で必ず数えましょう。外国人だと少ない紙幣を渡される可能性もあります。
両替所通りの場所

両替所の店の前にお金を持ったおばさんが立っています。交渉することで店よりも高いレートで両替が可能ですですが、あまり利用しない方がよいと思います。
過去にはお金を渡すと「警察だ!」と叫んでお金を持ち逃げされた事件も発生しています。
両替後はスリに注意
お金は店内でカバンにしまいましょう。スリが周囲にいる可能性もああるため、両替後は素早くその場を立ち去ります。
モンゴルの治安についてはこちら
Flower centerの両替所について
※いくつかのブログでFlower centerの両替所について紹介されていますが、2022年8月時点で閉店しています。
地方都市での両替
ウランバートル以外の地方都市でも両替は可能です。都市の中心部にある銀行やATMにて両替できます。地方都市は治安が悪いというわけではありませんが、大きなお金を持っていると認識された場合、現地の人が魔が刺してしまうことがあるかもしれません。お互いのためにも注意してください。
地方都市のATMでクレジットカードキャッシング時にカードが吸い込まれた時は戻ってこない確率がかなり高いため、避けた方が無難です。
ガイドによる建て替え払い
ツォクトモンゴル乗馬ツアーの場合、ウランバートル市内観光時は地方での観光時に建て替え払いが可能です(1万円以上などの高額な場合は建て替えできない場合がございます)
代金をガイドがモンゴル通貨でお支払いしますので、ご帰国前などに日本円でご精算いただけます。
モンゴルでのクレジットカードの利用状況
モンゴルでの2025年時点でのクレジットカードの普及度合いや注意点について解説します。
利用可能な国際ブランド
モンゴルではVISA、Mastercardが主流です。JCB、American Expressは
クレジットカードが使える場所
- ウランバートル市内のホテル(中級以上)
- 外国人向けのレストラン、カフェ
- 大型スーパーマーケット、デパート
- 一部のお土産店
クレジットカードが使いにくい場所
- 地方都市や遊牧民のゲル
- ローカルマーケット(ナラントール市場・バヤンズルフ市場など))、個人商店
- タクシー(一部アプリ決済可能な場合を除く)
- 露店
上記のような場所はモンゴル通貨による現金払いが基本です。
利用時の注意点
- 暗証番号(PINコード)の必要性
タッチ決済が使用できるところはタッチ払いをするように心がけましょう。またクレジットカードを店員に渡してしまうのもリスキーです。目の前で決済をしてもらうようにしましょう。 - 海外利用手数料の確認
一部の店舗ではクレジットカード利用時に手数料が発生する場合があります。 - スキミング被害への注意
スキミング被害が発生したような話は聞いていませんが、一般的には発生する可能性はあると思いますので、カード情報が抜き取られないように注意が必要です。 - 通信状況による利用不可のリスク
ウランバートルでは通信の問題で決済ができないことはほぼありませんが、地方都市ではあるあるです。現金を用意しておくようにしましょう。
観光地でのアメリカドルの通用度
モンゴル通貨ではなくアメリカドルでも支払いができる場所がモンゴルにはいくつかあります。
- ウランバートル市内:ホテル代金で米ドル払いが可能な場合があるが、基本はトゥグルグ。レートは店側設定になります。
- 地方の観光地・ゲルなど:お土産代や乗馬体験などで、少額の米ドルが喜ばれる場合がある。ただし、お釣りはトゥグルグになるか、出ないことも。レートは交渉次第になることも。
- 米ドルが便利な場面:チップとして渡す場合など。
- 注意点:高額紙幣は使いにくい。できるだけトゥグルグでの支払いを基本と考える。
モンゴル・トゥグルグ(現金)が必要になる主な観光地・場面リスト
- 国立公園や保護区の入場料(特に地方)
- 地方の小さな博物館、寺院の拝観料
- 遊牧民のゲルでの宿泊費や食事代(ツアーに含まれない場合)
- 乗馬、ラクダ乗り体験などのアクティビティ費用(個人手配の場合)
- ローカルマーケット、露店での買い物
- 地方の食堂、小規模な商店
- 公共交通機関(市バス、長距離バスなど)
- タクシー(特に流しのタクシー)
- 小額のチップ
クレジットカード決済が比較的使える観光地・施設リスト
- ウランバートル市内の主要な国立博物館(恐竜博物館など)
- チンギスハーン巨大騎馬像(入場料はカード払い可能。鷹の背体験・ラクダ乗り体験はドル払い可能)
- ウランバートル市内の民族コンサート会場(トゥメンエヘ・フンシアターではカード払い可能)
モンゴルの物価について
続いて、モンゴルの物価感についてお伝えいたします。
2023年時点でのモンゴルと日本の物価は、体感値として日本が1の場合、モンゴルは0.7ぐらいです。
モンゴルの大卒の給料平均値が月に10万円前後ですので、可処分所得?的な考えでいくとモンゴルの方が生活は厳しそうです。
モンゴルの物価
モンゴルで販売されている物の物価を記載します。tgから円への換算はざっくりでおこなっております。
500mlの水:2000tg(80円)
500mlの缶ビール:3000tg(140円)
ツオイワン焼きうどん:18000tg(700円)
タクシー1kmあたり(ウランバートル):2500tg(100円)ウランバートル以外では1000tgか1500tgぐらいです。
アイスクリーム:2000tg(80円)
いかがでしょうか。モンゴルではコロナ後に物価が全体的に2倍近くになりましたので、それほど安くないと感じられると思います。
ツアー以外での個人観光時の予算
弊社でのツアー参加時に、ツアー以外でウランバートル観光やお土産を購入される場合に用意しておくと良い予算をご案内します。
食費
中級レベルのレストランでお昼ご飯を食べる時は、1食800円〜1,500円ぐらいが相場です。夕食で少し良いところに行くと1食2,000円〜4,000円ぐらいでしょう。
お土産
ばらまき用のお土産を買ったりするだけであれば、3,000円〜だと思います。カシミア製品などを買う場合は万単位になりますが、クレジットカードが使えるところがほとんどになります。
劇場鑑賞
トゥメンエヘやフンシアターは、1名2000円前後です。クレジットカード払いが可能です。
観光施設入場料
ガンダン寺は400円前後、博物館は500円〜1000円前後です。
タクシー代金
1km100円前後のため、数千円分あれば十分かと思います。ただぼったくりに合わないように注意してください。
市内は渋滞がひどいため、歩いた方が早いことも多いです。
まとめ
以上、モンゴル旅行のお金の全て!両替・カード・ATM・予算まで完全ガイドをご案内いたしました。
キャッシングや両替を賢く使って楽しいモンゴル旅を!
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