モンゴルのツアーを探す

モンゴルの治安はよい?悪い?観光で気をつけたほうがいいこと9つ

サインバイノー!ツォクトモンゴル乗馬ツアーのSugiです。

モンゴルに行きたいけれど治安が気になる。ご家族に反対されて困っている。そんな方いらっしゃいませんか?

モンゴルは素晴らしい国。でもちょっと注意が必要な部分もあります。

今回は現地ツアースタッフがモンゴルの治安について紹介します。

モンゴルの治安は悪くないけど街では注意が必要

観光目線で見ると、モンゴルの治安は悪くない方。外務省の危険情報は出ていませんし、テロ組織の活動も確認されていません。

ただし首都ウランバートルでは犯罪が増えています。旅行者が実際に遭うのはスリや置き引き。国が危ないのではなく、人が集まる場所で気をつけましょう!

モンゴルの治安に外務省の危険情報は出ていない

まず公式の情報から。外務省の海外安全ホームページを見ると、モンゴルには危険情報が出ていません。レベル1の十分注意してください、すら発出されていない状態です。感染症危険情報もスポット情報もありません(2026年9月時点、外務省 危険・スポット・広域情報)。

テロについても、モンゴル国内でテロ組織や反政府組織の活動は確認されていないと外務省は書いています。日本人がテロや誘拐の被害に遭った事例も、現在のところ確認されていません(外務省 モンゴル テロ・誘拐情勢、2026年1月30日更新)。

ただし、街には街の注意点があります。スリ、夜の飲み屋街、冬ならではの危険、白タク、両替、ゲルの防犯、郊外での行動、法律のルール、そして医療と保険。この9つを知っておけば、あとは楽しむだけです。

外務省 海外安全ホームページ モンゴル

注意① モンゴルの治安で注意すべきはスリ

危険情報が出ていないからといって、何も起きないわけではありません。

外務省がまとめたモンゴル警察当局の統計によると、2024年の犯罪認知件数は44,673件。前年から9千件増えて、1990年以降でもっとも多い年になりました。しかも人口の約半分が住むウランバートルに、全犯罪の約7割が集中しています(外務省 モンゴル安全対策基礎データ、2025年8月22日更新)。

内訳でいちばん多いのは詐欺で15,889件。全体の35%です。そして旅行者にとって現実的な脅威は、スリと置き引きになります。

スタッフもスリに狙われました

ツォクトのたけっし〜が、実際に狙われています。ノミンデパート周囲の道路はスリがたくさんいる時があって、アサシンのような格好で後ろからついてくるスリにカバンを狙われたことがあるとか。

ナラントール市場でスリを見かけた体験も。素人のスリはいかにもスリという雰囲気で近づいてきますが、プロのスリは集団で囲んできて動けない状態にしてくるのでかなり危ないそう。

バス停で後ろポケットに入れていたスマートフォンを盗まれた、という話も聞いています。

技術のレベルも相当なようで、財布の中の現金だけ抜き取って、財布はちゃんと元の場所に戻す人たちもいるそう。財布は返してくれるんかい、と言いたくなりますが、気づくのは数時間後です。
モンゴル専門家が教える!ウランバートル観光で行ってよかったおすすめスポット9選

スリが多いのは人が集まる場所

外務省が挙げているのは、市場、デパート、レストラン、バス車内、そして路上を含む市内のあらゆる場所。特に路線バスの車内では、ナイフでカバンを切り裂いて中身を抜き取る手口も報告されています。

今日からできるスリ対策

難しいことはしていません。私たちが現地で普段やっていることです。

  • 財布とスマホは上着やズボンのポケットに入れず、内ポケットかカバンの奥へ
  • 後ろポケットは使わない
  • 市場では大声で日本語を話さない。日本人だとわかると狙われやすくなります
  • 一眼カメラを首から下げて歩かない
  • 商品ではなく自分に視線が集まっていると感じたら、その場を離れる

ナラントール市場は歩いているだけで楽しい場所。持ち物を減らして、身軽に行きましょう。

注意② 夜のウランバートルは飲み屋街を避ける

スタッフに聞くと、夜の飲み屋街で酔っ払いに絡まれることがあるそうです。悪意があるというより、酔って距離感がなくなっている人が寄ってくる感じ。外務省の資料にも、ウランバートルでは飲酒に起因する傷害や暴行の事件が多発していると書かれています。

対処法はシンプル。相手にせず、人のいるほうへ歩く。言い返さない。

外務省が勧めているのは、夜間の単独外出を控えること。どうしても出るなら、照明があって人通りの多い道を選んでください。バーやカラオケが並ぶ一角は、日本の感覚で入っていく場所ではありません。

注意③ 冬のモンゴルで気をつけること

冬にはこの季節ならではの注意点があります。

まず、お酒です。外務省の資料には、冬季には酩酊による凍死者が少なくないと書かれています。マイナス30度の屋外で酔って眠ってしまえば、確かに命に関わります。モンゴルのウォッカはアルヒと呼ばれ、アルコール度数は30度から50度。日本の感覚で飲むと危険です。

大気汚染も冬に深刻になります。ウランバートルでは暖房のために石炭を燃やすので、空気が悪くなるんです。外務省もPM2.5対応マスクを勧めています。

私が実感するのは服の汚れのほうです。白いダウンで出かけた日、夕方にはグレーになっていました。明るい色は避けて、濃い色か洗いやすいアウターで行くのがおすすめ。

もうひとつ、ウランバートルの渋滞は冬も変わらずひどいです。飛行機の時間がある日は、余裕を持って動いてください。

年末のカウントダウンは人が多すぎ

大晦日にスフバートル広場で開かれるカウントダウンイベント。私は2025年の年末に行ってきました。ライブがあって、0時に花火が上がる、モンゴル最大級の年越しイベントです。

楽しかったのですが、混雑が想像を超えていました。ステージ周辺は押し合いになるほどの人混みで、抜け出すのにも一苦労。足の踏み場がないとはこのことか、と思いました。

そのとき私はツォクトさんのお母さんが誘導してくれたので無事でした。一人だったらもみくちゃになっていたと思います。出発前に他のスタッフからかなり心配されたのも、あとから納得しました。

人混みに乗じたスリや、酔っ払いのトラブルも報告されています。特に0時前後がピーク。貴重品はカバンの前側に入れて、体の前で抱えてください。

行くなら、現地の人と一緒に行くことをおすすめします。

注意④ ウランバートルのタクシーは配車アプリを活用

外務省の資料で目を引いたのが、白タクの記載。認可外のタクシーを利用した際に、運転手にナイフで脅されて現金を奪われる被害が発生しています。

安く済ませたつもりが、いちばん高くつくパターン。ツアー以外で巡るときは配車アプリを使いましょう。値段の交渉そのものが発生しません。

ツォクトのツアーでは空港からの送迎もツアー中の移動もすべて弊社の車なので、お客様がタクシーを拾う場面はほとんどありません。ウランバートルで自由行動をする日だけ気をつけてもらえれば大丈夫です。

ウランバートル市内
世界一寒い首都をガイドと歩く!

ウランバートル1日市内観光

主な行き先ナラントール市場・スフバートル広場・ガンダン寺・ノミンデパート
開催期間通年開催(10/1〜10/21は休止)
所要時間日帰り
詳しく見る

注意⑤ 両替とATMは場所と時間を選ぶ

お金を出す瞬間は、どこの国でもいちばん狙われます。

両替所の前に立っているおばさんに声をかけられることがあります。店より良いレートを出してくれるのですが、レートがいいのには理由があります。過去にはお金を渡した瞬間に警察だと叫んで持ち逃げされた事件も起きています。ツォクトのたけっし〜がお金の完全ガイドに書いていた話です。

両替したお金は必ず店内でカバンにしまってから外に出る。これは徹底してください。

空港のATMについては、私が人柱になって試してきました。お客様から、空港のATMを使ったらカードが出てこなくなったという報告をいただいたことがあったからです。結果は問題なく引き出せましたが、それでも積極的にはおすすめしません。海外でカードが吸い込まれると、解決までに旅の時間を大きく失います。

注意⑥ 草原のゲルに泊まるときの防犯

外務省の資料には、観光用ゲルで就寝中に侵入され、現金や貴金属が盗まれた被害が載っています。ゲルは出入口に鍵がかからない場所が多いためです。ゲルに宿泊した外国人旅行者への強制わいせつ被害も報告されています。

外務省が勧めているのは、貴重品を極力持ち込まないこと、カバンに鍵をかけること、そして鍵のかからないゲルに一人で泊まるのは避けることです。

ツォクトのツアーでは自社のツーリストゲルがあり、日本語ガイドが同行して宿泊先も私たちが手配した場所を使います。それでも草原には色んな人がいるので、貴重品の管理はご自身でお願いしています。


快適なゲルからゲルへ旅する乗馬トレッキングツアー
快適ゲル泊×馬で騎馬像を目指す3泊4日
快適なゲルからゲルへ旅する!モンゴル乗馬トレッキング&騎馬像ツアー<3泊4日〜>
主な行き先騎馬像・トーラ川
開催期間4/20〜9/20
乗馬距離約20km(乗馬の日)
ツアー代金(3名以上のお申し込みで)
¥134,000 〜/人

注意⑦ 郊外こそガイドと一緒に

外務省は郊外について、日中でも単独行動を避けて信頼できるガイドの案内を受けるよう書いています。

草原は治安が悪いという意味ではありません。広大で人がいない場所もあり、何かあったときに助けを呼べません。道もありませんし、携帯の電波も届きません。冬なら、マイナス30度という寒さも加わります。


世界遺産ハラホリンと砂漠を駆ける長距離乗馬テント泊トレッキングツアー
砂漠×世界遺産×最大240kmの大縦断
【中級者以上】世界遺産ハラホリン&砂漠を駆ける!長距離乗馬テント泊トレッキングツアー<5泊6日〜>
主な行き先エルスンタサルハイ砂漠・ハラホリン・エルデニゾー寺院
開催期間5/15〜9/15
乗馬距離120〜240km(乗馬の日)
ツアー代金(4名以上のお申し込みで)
¥228,000 〜/人

注意⑧ 知らないと困るモンゴルのルール

治安とは別に、法律で決まっていることもあります。

  • パスポートか身分証明書の常時携帯が義務。違反すると罰金です
  • 軍事施設、火力発電所、駅構内や駅の付近では写真撮影が禁止されています
  • 催涙スプレーやスタンガンなどの護身用具は所持そのものが禁止。没収され身柄を拘束されることがあります
  • 許可なく国境付近に近づくと拘束されることがあります。過去に日本人旅行者が拘束された例もあります
  • 外国人の政治活動は、デモ参加も署名集めも一切禁止です

護身用のつもりで催涙スプレーを持っていくと、守るはずが自分が拘束される側になります。荷物に入れないでくださいね。

なお日本のパスポートなら、30日以内の滞在にビザは要りません。外務省の安全対策基礎データに2025年7月現在の情報として載っています。31日以上滞在する場合は事前に長期滞在査証が必要です。

注意⑨ 医療と保険も知っておこう

外務省は、モンゴルには日本と同等の水準の治療が受けられる医療機関はないと明記しています。場合によっては航空機で国外へ搬送するしかないこともあり、補償額3,000万円が目安の海外旅行傷害保険への加入を強くおすすめします(外務省 モンゴル安全対策基礎データ)。

乗馬をするなら保険は必須です。落馬して頭部や胴体を強打する事故が起きているため、外務省もヘルメットとプロテクターの着用を呼びかけています。ツォクトのツアーではヘルメットとチャップスをお貸ししていますが、保険はご自身での加入をお願いしています。

緊急時の連絡先

万一のときのために、この番号を控えておいてください。国番号は976です。

  • 警察 102(モンゴル語・英語・ロシア語)
  • 救急車 103
  • 消防署 101
  • 救助要請 105
  • 在モンゴル日本国大使館 976-11-320777

よくある質問

モンゴルの治安について、実際によくいただく質問をまとめました。

Q. ウランバートルの夜は危ないですか?

A. 飲み屋街で酔っ払いに絡まれることがあります。外務省も夜間の単独外出を控えるよう書いているので、どうしても出るなら照明があって人通りの多い道を選んでください。絡まれても言い返さず、人のいるほうへ移動するのが安全です。

Q. 年末のカウントダウンに行っても大丈夫ですか?

A. 楽しいイベントですが、スフバートル広場の混雑は相当なものです。私が行ったときは足の踏み場がないほどでした。人混みでのスリも報告されているので、貴重品は体の前で抱えて、できれば現地の人と一緒に行ってください。

Q. 昔モンゴルで暴動があったと聞きましたが?

A. 2008年の総選挙のあとに起きた出来事で、当時は非常事態宣言も出されました。ただし18年前の話で、その年のうちに解除されています。その後、同じような事態は起きていません。

Q. 空港の治安はどうですか?

A. 空港内は明るく、人の目もあります。ただし手荷物から目を離さないでください。空港でも、ATMを使うときは後ろに人が立っていないか確認を。

Q. ツアーで行けば安全ですか?

A. 空港からの送迎も移動もすべて弊社の車で、日本語ガイドが同行します。タクシーを自分で拾う場面がほとんどないので、白タクのリスクは避けられます。ただし貴重品の管理はご自身でお願いします。

この記事の出典

公的な情報は外務省の海外安全ホームページを、体験談はツォクトのスタッフが書いた記事を参照しています。数字や制度は変わるので、渡航前にご自身でも最新の情報を確認してください。

持ち物と歩き方を変えればモンゴルは十分に楽しめます

財布を内ポケットに移す。市場では荷物を減らす。夜は明るい道を歩く。ちょっとした工夫でリスクは避けられます。

モンゴルはすばらしい国です。ぜひしっかり準備をして楽しんでくださいね!

ツアーの内容や準備のことで迷っていたら、メールやLINEから気軽に相談してもらえたらうれしいです。

▶ ツアー一覧はこちら

ツアー一覧を見る

🌍 モンゴル乗馬旅行のリアルな様子をInstagramで発信中!

▶︎ Instagramはこちら

@mongol_horse_tour を見る

📩 ツアーに関するお問い合わせはこちら

▶︎ 公式LINEで質問する

LINEで質問

▶︎ お問い合わせフォーム

フォームへ進む

この記事をシェアする

この記事を書いた人

スギウラ ユウ

Sugi

アウトドア好きのマーケター兼広報。ユニークな体験を求めて国内外をさまよい、モンゴルをきっかけにキルギス在住。好きなのは冬のモンゴル。デジタルデトックスに憧れて旅に出るも、結局パソコンを手放せないのが悩み。ツォクトを世界一のモンゴル旅メディアにして、モンゴルを元気にするのが野望。

Home Instagram Facebook X