
サイン バイノー!ツォクトモンゴル乗馬ツアーのスギウラです。
仕事中毒の私は整体の先生に「考えごと、多すぎです」といわれるほど、いつも何かに追われてました。
やること、やらねば、やった方がいいこと。なんでも効率化、タイパ命。スキマ時間さえ埋め尽くしてこそ人生、みたいな。
そんな私が、あるときモンゴルに携わることになりました。ネットはつながりにくいし、トイレは外にある。だから初めてのモンゴルは不安でした。
でも実際に行ってみたら、なぜか全然ストレスじゃなかった。「脱タイパ」の先にあるやさしい時間。
タイパより大切なもの。それを思い出した旅のこと、少しだけお話させてください。
モンゴルは不便だった。でも、不自由じゃなかった

モンゴル旅行って、ちょっと覚悟がいりませんか。
モンゴル乗馬やウランバートル観光と聞いてワクワクしていた私も、最初は「Wi-Fiどうする?」「充電足りる?」と不安だらけ。
実際に、草原のまんなかではスマホはただの文鎮。もちろんつながるところもありますが、決して快適じゃない。
その代わり、目の前の景色がどんどん心に入ってきました。ゲルの暮らしはシンプルそのもの。朝は遊牧民の家族とスーテーツァイ(モンゴルミルクティー)を飲んで、昼は馬とともに丘を越える。
地図もスケジュールもないのに、なぜか安心できる旅でした。時間に追われず、ただ目の前の風と匂いを感じる。
モンゴルは不便だったけど、不自由ではありませんでした。
仕事を手放してみて、はじめて気づいた“本当に大切なもの”

モンゴルでも仕事してました。はい、結局やってました。
原稿チェック、チャットの返信、空を見上げながらクラウドにアクセス……が、全然つながらない。
最初は焦ってました。「ああ、返事遅れたらどうしよう」「あの案件、止まってるかも」
でも1日、2日経つうちに、気づいたんです。「案外、世界は回ってるな」と。何が一番大事か。ずっと「仕事です」と即答してきたけれど、乗馬で風を受けながら思ったんです。
「仕事も大事。でも、それだけじゃ、もったいないかも」って。
草原の静けさは、私の思考のノイズをふわっとほどいてくれました。“ちゃんとしなきゃ”ばかり繰り返していた自分を、やさしく脱がせてくれたような感覚。そもそもちゃんとって誰が決めたんだろう。
それは贅沢なモンゴル観光だったというより、“心の再起動”だったのかもしれません。
デジタルから解放されたモンゴルの時間の流れ

「通知が来ないって、こんなに静かなんだ」
モンゴルで過ごした最初の夜、ふとそう思いました。SNSもニュースも届かない。ただ、風と動物の鳴き声だけが聴こえてくる夜。
いつもなら、寝る直前までスマホを眺めていた私。モンゴルでは充電を気にして、スマホを触らなくなった。というか、触れませんでした。
代わりに、ぼーっと空を見上げたり、ゲルの中の薪ストーブの火を眺めたりする時間が増える。モンゴルの空って、とにかく広い。雲がゆっくり流れて、時間も一緒にゆっくりになる。
「今、何時?」なんて聞くことさえ、ちょっと野暮に思えてくる。
乗馬観光の移動中も時計を見ることはなく、お腹が空いたら食べて、夕暮れがきたら休む。
デジタルを手放して、モンゴルの時間に身体を預けたら、心の中に余白が生まれました。
“何が一番か”を決めるのは、自分

私はずっと、「仕事が一番」と思い込んでいました。いや、思い込んでいたというより、「そうでなきゃいけない」と自分に言い聞かせていた気がします。
でも、モンゴルで過ごした乗馬の旅の中で、その感覚がふっと崩れたんです。
朝、馬の背にゆられて草原を歩く。
会話もなく、スマホもなく、ただ風と揺れだけが流れていく時間。
「こんな何もしない時間に、なんでこんなに満たされてるんだろう」と不思議でした。
何が一番かなんて、人によって違う。「仕事を頑張る」もいいし、「のんびり生きる」もいい。
大切なのは、自分で選ぶこと。
モンゴル旅行をきっかけに、私は少しずつ「自分の基準」で生きていいんだと思えるようになりました。ツォクトさんの家族や遊牧民のように、誰かのリズムではなく、自分のリズムで暮らしてみたい。
そんな気持ちを、草原の風がそっと背中を押すように教えてくれた気がします。
モンゴルで得た“心の余白”を、これからの働き方に

日本に戻ってきた日、久しぶりに駅の雑踏にまぎれて、ちょっと目がまわりました。電車の発車ベル、行き交う人のスピード、すぐに届くメッセージ通知。
「わたし、本当にこの中で生きてたんだっけ?」
帰国してしばらく経ってから、モンゴルの写真をふと見返した瞬間、何度か涙が出ました。
あの草原のにおい。馬のたてがみに手を当てたときのやわらかさ。満点の星空。
モンゴルの写真を見て涙が出たのは、単なる「きれいな風景」ではなく、自分の中にあった“静けさ”や“安心”と再会した瞬間だったからかもしれません。
ずっとタイパや仕事に追われて、「こうしなきゃ」「がんばらなきゃ」でいっぱいだった日々。
でもモンゴルでの体験は、そういう“頑張る自分”じゃなくて、「ただ生きているだけの自分」でいられた時間だったんですよね。
そのとき感じた空気や馬のぬくもりは、頭じゃなくて、心と体がしっかり覚えています。
だから写真を見たとき、言葉にできない“自分の本音”がふっとあふれて、「今もここにいていいよ」といってもらえたような、そんな感覚が生まれたからかもしれません。
もちろん今も仕事は続けています。
だけど、「全部やらなきゃ」と思う癖は、ちょっと緩みました。時々モンゴルの風を思い出しながら、自分のペースを思い出す。
観光地としてのモンゴルは、有名なスポットがたくさんあるわけではありません。でも、“心の風通し”をよくする場所としては、これ以上の旅先はないかもしれません。
だから私はモンゴルに行きたい、何度でも。
働きすぎて少し疲れたとき、何かを変えたいとき。
ぜひ、ツォクトモンゴル乗馬ツアーで、あなた自身の「一番大切なもの」に出会いに来てください。
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