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冬のモンゴル・ウランバートル観光徹底ガイド!世界一寒い首都での楽しみ方や服装は?

サインバイノー!ツォクトモンゴル乗馬ツアーのSugiです。

モンゴルといえば夏の草原ですが、実は冬のモンゴル観光も最高に魅力的でフォトジェニックなんです!

首都ウランバートルは世界一寒いですが、冬ならではの絶景と過ごし方を知れば、安心して楽しめます。この記事では、冬のウランバートルを快適に満喫するための楽しみ方と注意点を現地スタッフの視点からご紹介します。

世界一寒い首都!冬のウランバートル

モンゴルの冬は、たしかに厳しい寒さ。首都ウランバートルは「世界一寒い首都」と呼ばれ、真冬はマイナス20℃前後。郊外や雪原では、マイナス40℃に達することもあります。

「そんな極寒で観光できるの?」と思われるかもしれませんが、ご安心ください。ホテルや美術館、ゲルなどの建物内は、セントラルヒーティングや薪ストーブで温められています。屋外は極寒でも、店やホテルに入ると快適に過ごせるのがウランバートルなんです。

寒い冬だからこそ楽しめる!ウランバートル市内の観光スポット

冬のウランバートル観光の最大の魅力は、雪化粧した街並みを楽しめることと、観光客が少ないこと。いつもと違う人気スポットもゆっくり回れるため、旅の満足度が格段にアップします!

私が実際に訪れて感動した、冬のウランバートルのおすすめ観光スポットと、隠れた魅力をご紹介。

雪化粧した街並みを一望!感動のザイサントルゴイ

ウランバートルの南側にある「ザイサントルゴイ(ザイサンの丘)」は、第二次世界大戦の戦没者を記念した慰霊碑がある展望台。市内から車で約15〜20分の場所にあります。

  • 冬の魅力: 夏は街や山が見える景色ですが、冬のモンゴル観光では、雪化粧したウランバートルの街を360度見渡せる壮大な景色が待っています。
  • Sugiより: 階段が結構長いので寒いしキツイですが、登っているときから見える景色が美しすぎてシャッターが止まりませんでした。頑張って登る価値アリ!冬のモンゴルのスケールの大きさを体感してください!
  • 感動の絶景をショート動画でチェック!YouTubeショート

運が良ければフォトジェニックな氷の彫刻に遭遇!スフバートル広場

ウランバートル観光の中心地、スフバートル広場(チンギスハン広場)は、巨大なチンギスハン像が立つモンゴルのランドマーク。政府宮殿やオペラハウスなどに囲まれています。

  • 冬の魅力: この広場は、冬になると一変。クリスマスツリーや氷の彫刻が並び、夜には華やかなライトアップが楽しめます。
  • Sugiより: 私が行ったときは、氷の滑り台や氷のクマ、そして氷のゲルまで、結構本格的でフォトジェニックなアートが楽しめました(※常にあるとは限らないのでご注意を)。観光客が夏より少ないため、記念撮影もゆったりできるのが冬のモンゴル観光のメリット。

静寂と美しさが格別なガンダン寺

ウランバートルにあるチベット仏教の総本山、ガンダン寺。高さ26mの黄金の観音菩薩像が圧巻で、多くの僧侶が生活しています。

  • 冬の魅力: 冬は参拝者や観光客が少なく、張り詰めた空気の中、静寂を感じられます。
  • Sugiより: 境内の建物の鮮やかな黄色や赤色が、雪の白に映えてより一層美しく見えます。極寒のモンゴルで、心の温まる静かな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

温かいモンゴル料理で体をポカポカに

冬のモンゴル観光の醍醐味の一つは、何といっても温かいモンゴル料理。外気の−20℃から暖かい室内に入っていただく料理は、一層美味しく、体が芯から温まります。

ジューシーなモンゴル風小籠包「ボーズ」や、モンゴル風肉うどん「ゴリルタイシュル」などは、ホカホカで観光で冷えた体に染みわたります。私は馬や羊のしゃぶしゃぶも大好きです。

おすすめレストラン

モンゴル料理を楽しめるウランバートルのおすすめレストランは、こちらの記事で詳しくチェックしてみてくださいね。

温かいウールの買い物も楽しい!ノミンデパート周辺の観光

ウランバートルの中心部にあるノミンデパートは、モンゴル最大級のデパート。元々は国営のデパートで、社会主義時代に建てられました。食料品から衣料品、お土産まで何でも揃い、モンゴル人だけでなく観光客にも人気の観光スポットです。

  • 冬の魅力: 暖房が効いて暖かいデパートの中には、カシミヤのセーターはもちろん、ウールのスリッパや靴下など、冬に嬉しい温かくて実用的なお土産が豊富に売っています。1階の化粧品コーナーには、メイド・イン・モンゴリアのハンドクリームやリップクリームもあり、乾燥対策にもぴったり。
  • Sugiより: お土産はもちろん、デパート周辺の広場や公園を雪景色の中で散策するのもおすすめ。両脇にレストランやカフェが並び、お腹が空いたら一休みもできます。有名なビートルズの像もありますよ。

【番外編】冬におすすめのウランバートルのホテル

極寒の冬のモンゴル観光で、一日遊び疲れたら、とにかく温かい場所でリセットしたいですよね。私が冬におすすめしたいのがフラワーホテル。

元々、日本人には通年人気のホテルですが、私がここをおすすめする最大の理由は、日本式の大浴場とサウナがあること。日本の温泉文化を取り入れたお風呂なので、極寒で冷え切った体を芯からジワ〜っと温めて、リラックスできます。

また、スタッフの方が日本語で挨拶してくれて、Google翻訳を使えば細かい会話もスムーズにできました。言葉の心配が少ないのは、初めての冬のモンゴル観光でも心強いポイント。

公式HP:フラワーホテル https://www.flower-hotel.mn/ja

【番外編】ウランバートル以外も!冬の人気スポット&アクテビティ

せっかくモンゴルに行くなら、テレルジ国立公園方面へ少し足を延ばしてみませんか?冬のモンゴルの銀世界と大自然が待っています。

銀世界にそびえるチンギスハン騎馬像

首都ウランバートルから東へ車で約1時間半の場所にある巨大なチンギスハーン騎馬像。高さ40mの像は、世界最大級の騎馬像として知られています。像のたてがみ部分が展望台になっており、そこから見下ろす景色は圧巻。夏はたくさんの観光客で賑わっていて、ツォクトでもたくさんのお客様が乗馬で訪れています

  • 冬の魅力: 冬は見渡す限りの雪原が広がり、チンギスハーン像の力強さが一層際立ちます。そして展望台から見える一面の雪景色に何も言えなくなる...すばらしいのでぜひ体感してみてください!
  • Sugiより: 観光客が少ない冬だからこそ、じっくりとその荘厳な雰囲気を味わうことができますよ。
  • おすすめツアー

冬のテレルジを乗馬で観光!亀石・アリヤバル寺院・チンギスハン騎馬像ツアー

テレルジの奇岩群とアリヤバル寺院から見る絶景

テレルジ国立公園は、ウランバートルから1-2時間の場所に位置する広大な自然公園。特に有名なのは、次の以下の2つのスポット。

アリヤバル寺院: 山頂付近の仏教寺院。カラフルな仏塔が特徴で、108段の階段を登り切った場所には、回転式のマニ車が並んでいます。階段を登ることで煩悩を払い、心身を清めるという意味があります。

亀石: その名の通り、巨大な亀がうずくまっているような形をした奇岩で、テレルジのシンボル的な存在。写真スポットとして人気があり、全体像を撮ったり、亀石に登って撮ったりして楽しめます。※急な坂もあります。登る場合はすべらないようにご注意ください

  • 冬の魅力: 雪に覆われた山道を登り切った先にあるアリヤバル寺院は、まさに天空の寺。そこから見下ろす一面の雪景色は圧巻の絶景で、冬のモンゴルの静寂と雄大さを肌で感じらます。そして、有名な亀石の上から見る冬の景色は格別。また、亀石の前ではラクダに乗れる場所もあり、乗馬と違った景色を楽しめます。
  • Sugiより: アリヤバル寺院の頂上から見たときの、あの息をのむような雪景色! もう、寒さなんて吹き飛ぶくらいの感動でした。あの雄大さは、ぜひ皆さんにも体験してほしいです!

冬ならではの体験!雪原乗馬と犬ぞり

冬のモンゴル観光の醍醐味は、極寒を活かしたアクティビティです。

  • 雪原乗馬: 寒さに強いモンゴルと一体となって雪原を駆け抜ける、他ではできない貴重な体験です。
  • 犬ぞり: 風を切るスピード感が最高で、ファミリー層にも大人気です。
  • おすすめツアー

【犬ぞり】モンゴルの凍ったトーラ川で犬ぞり体験!テレルジ国立公園・チンギスハン騎馬像もいく日帰りツアー

【雪原乗馬】冬のモンゴルをゲル泊で満喫!乗馬トレッキングツアー

極寒に備える!冬のモンゴルでの最強服装と対策

冬のモンゴル観光で特に重要なのが、寒さ対策。基本は「スキー場に行くときの服装」ですが、重ね着と素材にこだわりましょう。

失敗しない冬の服装の基本

11月〜2月のモンゴルでは、最も寒い時期を迎えます。以下を参考に服装を準備しましょう。

  • 頭: 風や雪を防ぐ厚手のニット帽かコサック帽子、バラクラバがおすすめ。
  • 首元: 厚手で長めのもの。寒いときは顔をぐるぐる巻いて覆えるものが理想です。雪や風を防げるものがベスト。
  • 手: 薄手のタッチパネル対応手袋と雪遊び用の防水手袋を2重に。−40度付近になるときは、手袋の中にカイロを入れて温めましょう。
  • 上半身:
    • 肌に近い方から順に:半袖肌着 → 厚手の吸湿保温の肌着(長袖)→ 厚手のセーター → 薄手のウインドブレーカー → 厚手のダウン。
    • 汗をかくと冷えてしまうので、洋服でこまめに体温調節をしてください。
  • 下半身:
    • 肌に近い方から順に:薄手の吸湿保温タイツ → 厚手の吸湿保温タイツ → ジャージ → 防風ズボン。
    • 下半身は冷えやすいので、できるだけ厳重に。
  • 足元: 薄手の靴下、厚手の靴下を2重履きが基本。乗馬時は足用カイロを貼りましょう。靴は冬用のものが理想です。遊牧民宅では冬用のモンゴル靴を借りることも可能です。
  • さらに詳しい冬の服装はこちらをチェック! https://mongol-jyouba-gakkou.com/blog/post-1621/

モンゴル観光を楽しむための2つの注意点

冬のウランバートル観光をさらに快適に楽しむために、知っておきたい2つのローカル事情をご紹介します。

服装は汚れてもよいものを選んで

冬のモンゴルは、寒さ対策だけでなく、大気汚染も問題になっているため、ウランバートル市内をちょっと歩くとすぐ汚れます。白い服や明るい色は避け、汚れても良い濃い色の服装や、洗いやすいアウターを選ぶのがおすすめ。

渋滞を考えて早めの行動を

冬に限らずですが、ウランバートル市内の渋滞は非常にひどいことで有名。特に通勤ラッシュ時は、予想外に時間がかかります。観光地の移動や、飛行機の時間に間に合わせる予定がある場合は、渋滞を考えて早めの行動を心がけましょう

冬のモンゴル・ウランバートルで非日常を体験しよう!

世界一寒い首都ウランバートルは、冬に観光客が少なく、静寂に包まれた絶景を独り占め。温かい室内環境を利用し、寒さに対応した服装をすれば、日常では味わえない非日常の感動体験があなたを待っています。

冬のモンゴルに会いに、一歩踏み出してみませんか?

🚨ウランバートル市内観光はオプションで追加可能!

今回ご紹介したウランバートル市内の観光スポットは、通常ツアーのオプションとして追加可能。「雪原でのアクティビティも街中観光も楽しみたい!」方は、ぜひご利用ください。

サービス名ウランバートル1日市内観光(ガイド付き)
料金¥30,000 / 車1台・ガイド1人
料金内訳車・ドライバー・日本語ガイド・ガソリン代を全て含む。
人数同乗者2名までの料金です。(3名以降は1名あたり8,000円追加)
実施時間ツアー最終日の朝から実施し、夜(19時頃)に市内ホテルへ送迎して終了。
ご注意ウランバートル市内は渋滞がひどいため、1日で回れるのは3ヶ所ほどです。昼食、夕食、有料施設入場料はガイド分も含めて現地で実費精算となります。
■重要!2025年11月末までがお得に旅するラストチャンス! 遊牧民やスタッフの待遇改善とサービス向上のため、2026年以降、ツォクトの全ツアーが5,000円〜20,000円の値上げとなります。
🚨ただし、2025年11月末までにご予約いただいたツアーは、すべて現行の価格(値上げ前)でご案内。
お得に旅する最終期限です。お早めにチェックしてくださいね。

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ツアー一覧はこちら|冬の特設ページ
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この記事を書いた人

スギウラ ユウ

スギウラ ユウ

アウトドア好きのアラフォー編集者。ユニークな体験を求めて国内外をさまよう。デジタルデトックスに憧れて旅に出るも、結局パソコンを手放せないのが悩み。ツォクトHPを世界一のモンゴル旅メディアにして、モンゴルを元気にするのが野望。