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創業して10年、なぜモンゴルツアーを続けているのか

ツォクトモンゴル乗馬ツアーの長岡です。

今回は私の個人的な内容になります。

ツォクトさんと出会って、ツォクトモンゴル乗馬ツアーのホームページを作ってから2024年で10年目になります。

最初はホームページを作る仕事としてだけで受けた仕事でしたが、お客様がたくさん来てくださるようになってから、正式にツォクトモンゴル乗馬ツアーに入社して今に至ります。

途中の3年間はコロナで大変でしたが、お客様に支援いただいたこともあり、なんとか乗り越えることができました。

今までにトラブルもたくさんあり、これからも起きると思いますが、めげずになぜ長岡がモンゴルでツアーをやっているのかについて書きます。

買い叩かれる遊牧民を救いたい

ツォクトさんは、ツォクトモンゴル乗馬ツアーとして始めるまでは日本の旅行会社に対して馬の提供と日本語ガイドの仕事をしていました。

効率の悪い旅行会社が間に入ることで、高いツアー代金なのに現地の遊牧民には最低レベルの給料しか支払われていません。

また給料をちゃんと払ってもらえば良い方で、お客さんが怒ったから給料を払わないところとか、1泊食事つきでサービスした遊牧民に対して500円しか支払わない日本の旅行会社があったりしていました(今はわかりません)

日本の旅行会社ばかりが儲かる仕組みに憤りを感じました。

それならば、自分たちでホームページを作って自分で価格を決めて集客すれば、安くて良いサービスのできるツアーができるのではないかと思ったことがきっかけです。

管理コストを下げることでツアー代金を安くできる仕組み

おかげさまで、リピーターのお客様や新規のお客様がたくさんお越しになるようになりました。

コロナ中もリピーターの方に遊牧民の生活支援をいただいたこともあり、みんなでコロナを乗り越えることができました。

できるだけリーズナブルなツアー代金を維持するためには、管理コストを下げる必要があると考えたため、予約システムを昨年末に導入。

予約の流れをシステム化することで、実際にツアーを実施する以外のところのコストを下げることに成功したと思います。

昨年までは、私がツアー予約のためのメールやりとりに忙殺されていました。私は日本でエンジニアの仕事もしているため、かなり忙しかった記憶があります。

予約システムが完成した今では時間的な余裕ができたため、新しいツアー作成や、ガイドが主体となって実施するツアーの仕組み構築を進めることが出来ています。システム化により、不具合や説明不足などもあって皆様にはご迷惑をおかけしていますが、改善していきますので、よろしくお願いいたします。

日本語ガイドがプチ社長としてツアーを作る試み

ガイドが主体となって実施するツアーについて

また別のところでちゃんと書こうと思いますが、ここで簡単に触れさせてください。

モンゴルでスタッフとして働く場合、給料はどうしてもみんなと合わせる必要があります。

ただ、スタッフの頑張りを給料に反映させたいですし、スタッフとしてではなく、自分が小さな社長のように責任感をもった仕事をしてもらいたいと思いました。

そこで、日本語ガイドが作るツアーの掲載を開始いたします(6月中目処)

日本語ガイドが自分で作ったツアーを掲載して、そのお客様がそのツアーに参加されることで、ガイドとの深い交流が可能になりますし、ガイドに対しても利益を還元するようにします。ガイドの給料とは別にツアーの利益も還元するため、自分が小さな社長として責任感をもってツアー遂行が可能となります。

お客様にとっても、ガイドにとっても唯一無二のツアーになることだと思います。

なぜ長岡がモンゴルで乗馬ツアーをやっているのか

なぜ私がモンゴルでツアーをやっているのかについてです。

私がモンゴルに留学していた頃、ツォクトさんに出会って馬に乗せてもらうことで、大きく変わったと感じています。

ツォクトさんのところで馬に乗るまでは、馬に乗るというのは単なる自分の欲求を満たすための道具としてしか馬を見ていなかったと思います。

馬が希望通りに走らなければ怒ったし、イライラしていました。

そんな僕をツォクトさんは根気強く馬について優しく教えてくれて、乗馬を通した馬とのコミュニケーションがいかなるものかというのをわからせてもらったと思います。

馬と心が通じながら草原を走る喜びは何ものにも変えられません。

人間が人間以外の動物と、深くコミュニケーションすることは、人間が生きる上でも大きな学びになります。

そういった、大きな学びをみなさんに得ていただきたいと僕は思っています。

馬に乗って心を通わせることで得られる学びは、人生に大きな糧となるでしょう。

そこまで到達するのは数回乗馬しただけではわかりません。

でも3日間毎日乗馬すれば、3日目の乗馬で何かが体に流れてくる瞬間があると思います。

3日間の根拠は、友達が乗馬の楽しさに体で気づいた瞬間が3日目だったことと、リピーターの方の予定を見ていると3日以上乗馬されている方がほとんどなためです。

モンゴルにお越しになる時は、ぜひ3日間は乗馬してみてください。

馬が持つ優しさを体の中に入れるようなパワーアップがあなたを待っているかもしれません。

僕は日本の皆さんに、モンゴルでの乗馬を通して色々な体験をしてもらいたいがために、ツアーをさせていただいております。

ぜひ、モンゴルでの乗馬をご検討ください!

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