
サインバイノー!ツォクトモンゴル乗馬ツアーのSugiです。
モンゴルといえば草原と馬、のイメージが強いですが、実はモンゴルの北に秘境の湖があるのをご存知でしょうか。
今回は絶景を求める方や変わった旅がしたい方に向けてフブスグルの魅力をご紹介します!
フブスグル湖ってどんな場所?
フブスグル湖とは、モンゴル最北部、ロシアとの国境近くに位置する淡水湖。長さ約137km。モンゴル最大の淡水湖で、その美しさから「モンゴルのスイス」とも呼ばれています。
フブスグル湖はバイカル湖の「妹湖」とも呼ばれていて、2つの湖を合わせると地球の淡水の20%以上を占めるとか。
湖の周囲にはタイガ(針葉樹林)と草原が共存し、ウランバートル周辺の景色とはまったく違う表情。渡り鳥が250種ほど飛来するエリアで、さまざまな動植物が生息しています。
フブスグル国立公園として保護され、面積は11,803平方キロメートルにおよびます。
参考:NASA
フブスグル湖の見どころ

フブスグル湖を訪れた方が口を揃えていうのが、「想像以上だった」ということ。何がそんなに魅力的なのか詳しく紹介します。
世界第2位の透明度を誇る湖の色
湖の色は水深によって全然違います。浅いところはエメラルドグリーン、深くなるほどコバルトブルーへ。そのグラデーションがあまりにきれいで、気づいたらずっと眺めてしまうほど。
また、バイカル湖に次ぐ世界第2位の透明度なので、水面越しに湖底の砂が透けて見えることも。非日常感があっていくらでも写真を撮ってしまいます。
ツァータン(トナカイの民)
フブスグル湖の奥地には、「ツァータン」と呼ばれる狩猟民族が暮らしています。ツァータンとは「トナカイを飼う人」という意味で、自然とともに生きる彼らの暮らしは、私たちの日常とはまったく異なります。
フブスグル湖に来て初めて、その存在を知る方も多いです。
満天の星空
日本の都会のように街灯が多いわけではないので、夜空の暗さが段違い。日常から切り離された場所で見る星は、なぜかいつもより近く感じます。デジタルデトックスしたい方にもおすすめしたい場所です。
フブスグル湖でできること

モンゴルの美しい秘境で是非体験してもらいたいのはこの3つです。
湖畔での乗馬
高台から湖を見下ろすルートや湖のほとりを歩くルートなど、さまざまな乗馬体験を楽しめます。タイガの針葉樹林と草原が混在する、ウランバートル周辺とはまったく違う景観の中を馬と進む体験は、フブスグルならでは。
ツァータンの暮らしを体験
乳搾りや伝統的な作業の見学、トナカイ乗馬(体重制限80kg)など、私たちにとっては非日常なツァータンの日常を体験。
一般的なツアーでは観光客向けに準備された体験が提供されることが多いですが、ツォクトのツアーではツォクトの妹ザグサーの友人ネットワークを通じて、普段は旅行者を受け入れないツァータンのもとへご案内できます。
なお、トナカイは自然の生き物なので会えるかどうかは運次第。会えない可能性もあります。あらかじめご了承ください。
【夏】ボート遊覧
夏の間だけ湖上を走る遊覧船に乗船できます。バイカル湖に次ぐ世界第2位の透明度を、船の上から間近で感じましょう。
【冬】凍った湖の上を車で走る
冬になると湖が完全に凍結し、なんとその上を車で通過。なかなか日常では体験できない、冬のフブスグル湖ならではの光景です。
フブスグル湖のベストシーズンはいつ?

一般的には、夏がメインのベストシーズン。草原に花が咲く6〜8月が特に美しく、気温も過ごしやすいといわれています。乗馬・ボート・ツァータン訪問のすべてが楽しめる時期です。
冬はベストシーズンではないものの、特別な体験ができるという意味でおすすめ。湖が完全に凍結し、幻想的な美しさを堪能できます。
そして毎年冬に開催されるアイスロックフェスティバルも人気。氷上相撲や馬ぞりなど冬のモンゴル文化を体験できます。
ただし、フブスグル湖は冬になると-30℃や-40℃になり、寒さが非常に厳しいので、普段のツアー以上にしっかり防寒対策をしてくださいね。
夏の緑と青、冬の白と青。どちらも私は大好きです。
フブスグル湖への行き方

ウランバートルからフブスグル湖へのアクセスは、主に3つの方法があります。
車で行く
ウランバートルを出発し、ムルンまで約10〜12時間。ムルンからさらに車で約2時間でフブスグル湖畔に到着します。道中のモンゴルの草原や山の景色を楽しみましょう。
ツォクトのツアーでは、空港またはウランバートル市内からの送迎が含まれています。
飛行機で行く
ウランバートルのチンギスハーン国際空港からムルン空港までフライトがあります。ただし便数が限られていますので、早めの予約をおすすめします。ムルンに着いてからは、タクシーでフブスグル湖畔まで約2時間。
バスで行く
ウランバートルのドラゴンバスターミナルからムルン行きのバスが出ています。ただし長時間の移動になるうえ、見知らぬ方と一緒になりますので、防犯には十分ご注意ください。
ツォクトのフブスグル湖ツアー

フブスグル湖エリアのツアーは大きく分けて2つ。
※これに加えて、期間限定のアイスロックフェスティバルツアーを催行することもあります。
夏のフブスグル湖ツアー(4月28日〜9月30日)
乗馬・ツァータン訪問・ボート遊覧がセットになったプラン。3泊4日〜・2名から催行可能。乗馬未経験の方でも参加できます。日本語通訳ガイドが同行します。
冬の秘境ツァータン訪問ツアー(10月1日〜4月10日)
ウランバートルから約1,100kmを越えて、ツァータンの集落へ向かうツアーです。4泊5日〜。冬はとても寒く、移動距離も長い過酷な旅ですが、その分到着したときの絶景への感動が高まります。
よくある質問

Q:フブスグル湖とバイカル湖は何が違うの?
A:バイカル湖の方が規模は大きく、世界最深の湖。フブスグル湖は自然保護区として手つかずの自然が残っており、より静かで秘境感があります。
Q:冬のフブスグル湖ってどんな感じ?
A:湖が完全に凍結し、その上を車で走れるほど。毎年アイスロックフェスティバルも開催されていて、夏とはまったく違う顔が楽しめます。防寒対策はしっかりと!
Q:フブスグル湖周辺のWi-Fiは?
A:ツーリストゲルでは充電可能ですが、Wi-Fiはありません。
モンゴルの別の顔を見に行きませんか

針葉樹の森に囲まれた透明な湖、トナカイとともに生きる民族、凍てつく冬に車で渡る氷の湖面。
フブスグル湖を知ると、草原のイメージが強いモンゴルの見え方がまるで変わります。
ウランバートルから車で丸一日かかるので、気軽な旅とはいきません。だからこそ手つかずのまま残っている景色と文化に出会える特別な冒険になるはず。
「モンゴルに行ったことがあるけど、まだ北には行っていない」という方に、ぜひ次の旅の候補に入れてほしい場所です。