
サインバイノー、ツォクトモンゴル乗馬ツアーのスギウラです!
今回は、ホンゴル砂丘・バヤンザグ・ヨリーンアム渓谷をめぐる南ゴビ周遊ツアーをご紹介。
TRANSITの写真家が辿った道をたどる、ゴビ砂漠の“王道コース”。ラクダに揺られ、星空に包まれ、炎の崖に出会う──そんな旅が待っています。
ゴビ砂漠ってどんなところ?

ゴビ砂漠と聞いて、どんな景色を思い浮かべますか?ドラマ『VIVANT』のロケ地?それとも、恐竜の化石が眠る荒野?
多くの人があたり一面、砂ばかりの世界”を思い浮かべるかもしれませんが、実は岩山や草原、断崖絶壁まで揃った多様な表情をもつ大地です。
日本の約3倍、ユーラシア最大級の乾燥地帯

モンゴル南部から中国北部にまたがるゴビ砂漠は、総面積およそ129万平方キロメートル。
日本全土の約3倍という圧倒的なスケールを持つ、ユーラシア大陸最大級の乾燥地帯です。
その広さは、単なる“遠くまで見渡せる”というレベルを超え、
「空と大地しかない」と錯覚するほどの没入感を生み出します。
モンゴル南部に広がる、草原と岩と砂のミックス地帯

特徴的なのは、いわゆる“砂だけの砂漠”ではないこと。
岩や砂利の大地、背の低い草が広がるステップ地帯、そして場所によっては高くそびえる砂丘まで、変化に富んだ地形が広がっています。
だからこそ、ラクダに揺られて砂丘を歩いた翌日に、断崖絶壁で化石を探したり、渓谷をトレッキングしたり──そんな旅が実現できるのです。
過酷な自然に命が宿る、“生きている砂漠”

ゴビ砂漠の気候は、典型的な大陸性。夏は40度を超える酷暑、冬はマイナス30度を下回る極寒。
一日の寒暖差も大きく、環境としては非常に過酷です。それでもこの地には、多くの野生動物が生きています。
絶滅危惧種のゴビベア(マズイガ)、野生馬タヒ(プルジェワルスキーウマ)、ナキウサギやヒゲワシ、そして幻のユキヒョウまで。
このツアー中にも、運が良ければどこかでその姿を垣間見ることができるかもしれません。
荒涼とした風景のなかに、確かに息づく命。それが、ゴビ砂漠の静かで力強い魅力です。
ツォクトのツアーで訪れる、南ゴビの3大スポット

見渡す限りの砂、かと思えば崖。崖かと思えば氷。それが南ゴビの面白さです。
ツォクトのツアーでは、砂漠のイメージが、きっとひっくり返ります。
① バヤンザグ|恐竜時代の記憶が眠る“燃える崖”

バヤンザグは、1920年代に恐竜の卵の化石が見つかった世界的に有名な観光スポット。
発掘の舞台となったのは、南ゴビのオアシス近くに続く高さ50m・長さ10kmの砂岩の崖。白亜紀後期の地層で、プロトケラトプスやピナコサウルスの化石、さらには原始的な哺乳類の痕跡も見つかっています。
別名は「炎の崖(The Flaming Cliffs)」。砂岩そのものはそれほど赤くないのですが、夕陽を浴びると文字通り“燃えるような”色に染まることから名付けられました。
恐竜たちが歩いていた場所に、自分の足で立つ。そんな実感が湧いてくる、不思議な静けさに包まれた場所です。
② ホンゴル砂丘|ラクダと渡る、動く大地

南ゴビから200kmほど車を走らせると、突然、視界が砂にのみこまれます──それがホンゴル砂丘。
まるで砂でできた万里の長城。どこまで行っても、砂、砂、また砂です。高さは50m以上。見上げても終わりがなく、「これ、ほんとに登るの…?」と誰もが一度は黙ります。
でも実は、草原や小川が流れる場所もあり、砂漠っぽい場所とそうでない場所が共存しているところがこの場所の真骨頂。
そして主役は、やっぱりラクダ。のんびりと、でもなぜか誇らしげに観光客を乗せて歩く姿がそこら中にいます。ゆらゆらと砂丘を登っていると、不思議と心拍までラクダのリズムになってくるから面白い。
夜は、遊牧民の家に宿泊しましょう。
③ ヨリーンアム渓谷|氷と鷲がすむ、静寂の谷

「砂漠なのに氷があるってホントですか?」という質問、よくいただきます。
はい、ホントにあるんです。
ツォクトのツアーでは、3泊4日以上のプランに含まれるヨリーンアム渓谷。
標高2,200mの山間にある渓谷で、モンゴル語で「鷲の谷」という意味の名のとおり、上空には大きな鷲が悠々と舞っています。
地形と標高の関係で、真夏でも谷に入れば空気ががらっと変わる、まさに“天然の冷蔵庫”。
運がよければ、野生の羊やヤギ、ハゲワシ、ユキヒョウの痕跡に出会えることも。
ちなみにゴビ熊もこの辺りにいるらしいですが、私はまだ一度も見たことがありません(できれば遠くからで…)。
さらに奥へ、4泊5日以上のツアーで出会える2大絶景

日程にもう少し余裕があるなら、さらにディープな南ゴビの景色を覗きに行きませんか?ここからは、4泊5日以上のツアーで訪れる追加スポットをご紹介します。
ツァガーン・スワルガ|“白い仏塔”が並ぶ断崖
砂漠を走っていたと思ったら、突然あらわれる白い断崖の列。
ツァガーン・スワルガ(スヴァルガ)は、かつて海の底だった地層が隆起してできたもので、遠くから見るとまるで仏塔のように並んでいることから「白い仏塔」と呼ばれています。
断崖の長さは約400m、高さは60mほど。雨が降ると、岩肌を流れ落ちる水が滝のように変化するのも見どころのひとつです。
「えっ、これモンゴル?」と素でつぶやいてしまうような、異世界感たっぷりの場所。
バガ・ガズリーン・チョロー|太古の地殻変動を感じる花崗岩の迷宮
バガ・ガズリーン・チョローは、標高1768mの高原に広がる花崗岩の大地。平らな草原に突如として現れる、ごつごつした岩山のエリアです。名前の意味は「小さな地の石」ですが、スケールは決して小さくありません。
一帯には、300㎢以上にわたる岩場、湧き水、古墳、岩絵、記念碑が点在していて、まさに“地形マニアの遊園地”。
ツアー終盤に立ち寄るこの場所で、地球の時間の流れをしみじみ感じてみてください。
ツォクトのゴビツアーの概要と魅力

ツォクトモンゴル乗馬ツアーのゴビツアーの見どころや概要をご紹介。
選べる日程とツアー概要

ツォクトのゴビ砂漠ツアーは、2泊3日〜5泊6日までの日程から選択可能。旅の目的やお時間に合わせて、ぴったりのプランをお選びいただけます。
- 3泊4日以上で訪問できるスポット:ヨリーンアム渓谷
- 4泊5日以上で訪問できるスポット:ツァガーン・スヴァルガ、バガ・ガズリーン・チョロー
価格は、お一人様113,000円〜(日数・人数により変動)となります。
▶︎ 2025年の8月11日〜16日については、以下日程での開催を予定しています:
8月11日〜15日(5日間)
8月11日〜14日(4日間/英語ガイドになる可能性あり)
ツォクトのゴビツアーの魅力:お得に巡る、ゴビ砂漠の王道ルート

- 人気旅行雑誌『TRANSIT』が取材で辿った“写真家ルート”を再現
- 車窓からずっと続く大地と空の絶景
- 遊牧民ゲル泊で地元料理や家畜とのふれあい体験
- 星空鑑賞は“光のない世界”ならではの特等席
- モンゴル旅行専門会社だからできる!限られた日程で効率よくお得に巡るルート
こんな方におすすめ

- ゴビの王道スポットを効率よくお得に巡りたい方
- ラクダ、星空、砂漠など“絶景全部盛り”を求める方
- 写真や映像で思い出を残したい旅好きの方
- 遊牧民の文化を尊重し、理解を示せる方
- モンゴル専門旅行会社で安心して旅を楽しみたい方
旅を楽しむための準備

- 必需品:水・日焼け止め・サングラス・防寒着(夜)
- GPSや地図などのナビゲーション
- 持続可能な観光マナー:ゴミは持ち帰り、植物・動物に干渉しない、遊牧民の文化を尊重し、ガイドに従う
砂漠を越えて、自分だけの景色に出会いに行こう

燃えるような崖、果てしない砂丘、氷の残る谷──南ゴビで出会う景色は、どれもスケールも色もケタ違い。
まさに“自然のスペクタクル”と呼ぶにふさわしい絶景ばかりです。
でもその一方で、夕暮れの風やラクダの足音、星空の静けさの中に、ふと心が落ち着く瞬間があるのも、この旅の不思議なところ。
「こんな景色があったなんて」「こんな時間がほしかったんだな」
──そう思える、自分だけの風景に出会えるはずです。
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ゴビの大地を駆ける旅、気になった方はぜひ詳細をチェックしてみてください。
日程や人数に応じたアレンジも可能です。お気軽にご相談ください。
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