サインバイノー!モンゴル旅行専門会社のtakeshiです。
今回は、ツォクトモンゴル乗馬ツアーでは食物アレルギーの方やビーガンの方へのどこまで対応できるのかについて解説いたします。
以下で、注意事項について宿泊場所ごとに解説いたします。
食事についてモンゴルの文化的な側面
モンゴルの食文化は、厳しい気候と広大な草原がこの地域の食習慣に大きな影響を与えた結果、肉と乳製品がモンゴル料理の中心となっています。
このため、ビーガンの方には抵抗が強い場所かもしれません。
ただ、モンゴル人は肉を得るために自らの手で「と畜」を行います。
厳しい自然の場所のため、人がこの地で生きていくためには肉とミルクが欠かせない栄養源になっています。
まずは、このことをご理解ください。
食材と調理法
モンゴル料理は、肉、乳製品、そして簡単に保存できる少数の野菜に大きく依存しています。肉は乾燥させて保存されることが多く、これを「ボルツ」と呼びます。また、非常に寒い冬の間、肉は自然に凍結して保存されます。乳製品は非常に多様で、「アイラグ」(発酵馬乳)や「タラガ」(乳製品の一種)など、さまざまな形態があります。
モンゴル料理について詳しくは以下をご覧ください。
文化的意義
食事はモンゴルの家庭や社会において重要な役割を果たします。ゲル(伝統的なモンゴルのテント)を訪れると、ほとんどの場合、食事やお茶がもてなしとして提供されます。特に、冬には家畜を屠殺し、その肉を家族やコミュニティと共有することが一般的です。
基本的に遊牧民ゲルで出された飲み物や食べ物は口をつけるようにしてください。どうしても体に入れられない場合は、口をつけるフリだけでも大丈夫です。ビーガンで文化的に体に入れることが許容できない場合、遊牧民はよい気はしないと思いますが、ご説明いただくことでわかりあうことはできると思います。
食物アレルギー対応について
ここからは食物アレルギーの対応について宿泊場所ごとに解説いたします。
エルデネツーリストゲル滞在時、テント泊時
前提として完全なアレルギー対応はできないことをご容赦ください。調理時にはアレルギー食品を含めて調理いたします。
ご提供時に取り分けてお出しすることは可能ですが、アレルギー食品を完全に取り除くことはできません。
遊牧民ゲル滞在時
対応不可です。遊牧民と同じ料理を食べていただきます。
ビーガン対応(乳、卵、肉等を除くこと)について
ここからはビーガンの方への対応について宿泊場所ごとに解説いたします。
エルデネツーリストゲル滞在時、テント泊時
前提として完全なビーガン対応はできないことをご容赦ください。調理時には乳、卵、肉を含めて調理いたします。
ご提供時に取り分けてお出しすることは可能です。場合によってはご自身で取り分けていただく必要もございます。
遊牧民ゲル滞在時
対応不可です。遊牧民と同じ料理を食べていただきます。モンゴルの文化や気候的に、乳、肉を食べないというのは許容できるものではありません。
遊牧民ゲルを訪問されたい場合、ツーリストゲルに宿泊されながら乗馬での訪問が良いと思います。
気候的な肉の必要性について
羊肉を食べないと体を温めることができなくなるため、体調か悪くなりやすいです。モンゴルは厳しい気候の場所のため、肉を食べることで体を守っている側面もあります。特に冬場は羊肉を食べることが生きていく上で必須となります。ビーガンの方は冬場はお越しになられない方がよいかもしれません。
まとめ
期待いただいたほどのことができずに申し訳ありません。
ただ、モンゴルという地域の特性上仕方がないことです。私たちはモンゴルの文化を尊重したツアーを第一に考えて行なっておりますので、モンゴルにお越しになる場合はご理解の上お越しくださいますよう、お願いいたします。