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冬のモンゴルは、幻想的な自然現象が訪れる魔法の季節。その中でも特に感動的なのが、ダイヤモンドダストです。
日本ではなかなか目にすることができないため、モンゴルの大自然の中での観測は特別な体験となるでしょう。冬の澄んだ空の下、輝く雪の粒が織り成す光景を、ぜひ自分の目で確かめてみてください。
1. モンゴルの冬の魔法、ダイヤモンドダスト
モンゴルの広大な大地が冬になると、まるで魔法のように輝くダイヤモンドダストが現れます。この珍しい自然現象は、極寒の空気がもたらす一面の輝きです。日本ではあまり見ることのできない現象ですが、冬の晴れた日のモンゴルであればよく見えます。
2. ダイヤモンドダストとは何か?- 発生条件を科学的解説
ダイヤモンドダストは、気温が非常に低下したときに、空気中の微小な水滴が凍結して形成される現象です。この小さな氷の結晶が太陽の光を反射し、キラキラと輝く様子がまるでダイヤモンドのように見えることからこの名前が付けられました。
気象学では「細氷」と言いいます。
よく晴れた朝など、気温が氷点下15℃以下の状態のときに発生します。無風で湿度の高めの場所が好条件ですね。
氷晶で光が反射、屈折することで、太陽や月の周囲、ダイヤモンドダストが発生している大気中に暈、幻日、太陽柱などの大気光学現象が現れることもあります。
私も狼を探すために雪山を散策していた際、幻日を鑑賞しました。とても不思議な光景で、写真を撮影したはずなのですが、どこにも残っておらずお見せできず残念です。
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3. モンゴルでダイヤモンドダストを見れる場所と時期
モンゴルでは特に冬の深い時期、12月から2月にかけて、ダイヤモンドダストが見えます。
出現する条件が整えば比較的どこにでも現れますので、冬のモンゴルに数日滞在すれば見られるでしょう。
ナライハの遊牧民ゲルで宿泊される際、ゲルを出たすぐのところでダイヤモンドダストを見ることもたくさんありました。
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4. 観測のためのヒントと安全対策
ダイヤモンドダストを安全に楽しむためには、適切な防寒着と保温材が必要です。また、日中でも低温になることが多いので、暖かく保つための準備を忘れずにしましょう。
以下の記事にモンゴルの服装についてまとめていますので、参考になさってください。
5. モンゴルのダイヤモンドダスト体験談
冬にお越しになられたお客様のご感想でダイヤモンドダストに関するところを抜粋して掲載いたします。
「ダイヤモンドダストを見ると寒いモンゴルに来て良かったと思いました笑とても気持ちよい天気のときに出ることが多いようで、寒さの中のひとときの癒しという感じでしたね。
乗馬しているときに見れたダイヤモンドダストは最高でした!太陽の光の下でキラキラ光る風景はとても幻想的でした。馬は何を見てるんだ?という感じでしたが笑
6. ダイヤモンドダスト撮影のコツ
ダイヤモンドダストは氷点下15度以下、無風で湿度の高いところで綺麗に撮影が可能です。
山の谷間や、川の近くなど背景が暗く湿度がありそうな場所を見つけておくのがポイントですね。
撮影のポイントは以下です。
①F値を開放気味にする(F2.8~ 5,6くらい)
背景とダイヤモンドダストの距離感により絞りは変えてください。
②ピントは近くの木や丘など
ダイヤモンドダスト自体にピントを合わせるよりも、少し外した方が綺麗に撮れます。
③望遠で撮る
ぼかすためには望遠での撮影が必要ですね。
ダイヤモンドダストを撮影する際には、低光量の環境に対応できるカメラ設定が重要です。露出を調整し、三脚を使って安定した撮影を心がけましょう。
またゲル内の温かい場所から氷点下の場所へカメラを移動させると結露が発生しやすくなります。出来るだけ防水のカメラの方が壊れにくいかもしれません。
カメラのピントは温度差によっても動きますので、そのあたりも考慮しながら撮影してみてくださいね。
7. 結論: モンゴルのダイヤモンドダスト、一生の思い出
モンゴルでのダイヤモンドダスト観測は、一生の思い出になるでしょう。この圧倒的な自然の美しさをぜひモンゴルで体験してみてください。
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