
こんにちは、ツォクトモンゴル乗馬ツアーの長岡です。
僕はモンゴルに出会ってから、とても成長できました。モンゴルを通して学べたことを皆様にも伝えたいと思い、タケシのスタディツアーを開催することにしました!
東日本大震災を機に、2013年に騎馬隊を作るためにモンゴルへ留学してから、はや12年が経ちました。 ツオクトさんに出会ったことがきっかけでツォクトモンゴル乗馬ツアーが出来ました。今では皆様に支えられて、たくさんのお客様にモンゴルへ訪れていただくことができています。とても嬉しいです。
ツォクトモンゴル乗馬ツアーへの思いは以下をご覧ください。
司馬遼太郎も語れなかった「モンゴル」を伝えたい
僕はモンゴルの良さは何だろうと常々考えてきました。
モンゴルに初めてくる前、司馬遼太郎の『草原の記』を読みましたが、モンゴルの良さがさっぱり伝わって来ませんでした。 今ではよく書けていると思いますが(謎の上から目線)、それでもモンゴルのことを伝えるという目的では、ぼやっとした印象が拭いきれません。
坂の上の雲(3回読みました)では明治からの日本の、古き良きから新しい国家へのダイナミックな躍動感を感じられました。国を自分たちで作っていくんだという雰囲気は眩しさがありました。若い人が国を作りつつある今のモンゴルみたいかもしれません。
坂の上の雲では語れていた日本のことを、草原の記ではモンゴルのことは語れていないと感じました。
ぼやっとした印象こそがモンゴルなのかもしれませんが、もっと伝わるモンゴルがあるはずだということを考えてきました。
司馬遼太郎でさえも語れなかったモンゴルのことを伝えたい。 ずっと考えていますが、ここでも明確な言葉にすることはまだ出来そうもありません。
でもツアーを通してなら伝えられるのではないか。そう思いました。
僕はモンゴルに出会ってから、とても成長できました。 自由とは何かを学びました(進撃の巨人からも自由を学びました)
馬や遊牧民やモンゴル人や日本のお客様を通して、たくさんのことを学びました。
僕は、モンゴルでのスタディツアーを通して皆様にもモンゴルを通した学びを体験してもらいたいと強く思ったため、2026年からタケシのスタディツアーを始めることにしました。
※僕の名前は長岡岳志なのでタケシとしました。
シンプルな自然と人が、自分を映し出す
モンゴルだから学べることは、たくさんあります。 まず、モンゴルの自然はシンプルです。 日本や海外で自然に囲まれてみて、その違いに気づきました。
日本の森の中にいると、たくさんの命に囲まれていることに気づきます。たくさんの命がもたらす動きによって、自然に包まれているという感覚を得ることがあります。
一方、モンゴルの草原は低い草がどこまでも続いているところです。近くで見るといくつかの草の種類があって異なりますが、遠くから見ると全部綺麗な平らな草原になります。
日本のように命は多く存在していません。ある一つの目的のために存在すると思われるようなシンプルな虫たちが少しいるぐらいです。
木が生えてる場所も湿度や太陽のあたり具合によって、ぱっきり別れています。モンゴルでは自然がくっきりぱっきりわかれているところが多いです。
そういう自然を目にしてそこで乗馬している感覚はすごく素敵な感覚をえます。
そこで生きる遊牧民もシンプルです。
もちろん、彼らも現代人なのでお金に振り回されてはいますが、それでも遊牧民は太古からの生活を今でも続けています。 朝日と共に起きて朝の乳搾りをして、家畜の放牧に連れていき、馬の調教をして、夜は眠る。 一つのゲルで家族がシンプルに暮らしています。
モンゴルは自然と人がシンプルなので、自分というものがはっきりと浮かび上がらせることができると思います。
草原をぼーっと眺めている瞬間、馬に揺られている瞬間、夜空の星を眺めている瞬間に、色々な思考が去来してきます。 周囲の環境がシンプルだからこそ、自分の心の奥のところがふんわりと出てきやすいです。
モンゴルの自然に包まれる状態で、自分を周囲に染み出していく感じ。
そこにスポットライトを当てて、今まで気づかなかった自分の気持ちを見つけてほしいです。まずは自分の気持ちを見つけることをモンゴルでやってみましょう。
自分の「内なる声」に従う勇気を持つ
タケシのスタディツアーは自分を見つけるだけでは終わりません。
自分の気持ちが見えてきたら、その気持ちに従っても良いのだという勇気を得てほしいです。行動に起こせるまでの勇気を手に入れていただきたいです。
スティーブ・ジョブズの2005年のスタンフォード大学での講演で以下の言葉がありました。
自分自身の『内なる声』を他人の意見によってかき乱されてはいけない。 最も大事なのは心の声に従う勇気を持つことだ。『内なる声』はあなたが本当になりたいものを知っている。 それ以外のことはすべて後回しにしていい。
自分の心の声に従うための勇気を持つこと。 モンゴルだから、自分の心の声が聞こえやすくなります。
その声は現実生活とはかけ離れたものになるかもしれません。余計に苦しむだけかもしれません。
それでも、自分の心の声を大切にして、自分がやりたいこと、やるべきことは何かを純粋に見つめてほしいです。
そしてそれに従うための勇気をどうやって持つかについて、私はアドバイスができると思います。 東日本大震災の後、騎馬隊を作りたいという思いを抱いてから、ここまでやってきました。
モンゴルで人生が変わりました。そしてこれからモンゴルを通して世界へ及ぼしていくことについての未来も含めて満足しています。
ツアーに参加してくださる皆さんにも、自分の中にある何かのやるべきことを見つけていただき、その道に進むための勇気を得てもらいたいです。
タケシのスタディツアーを開催するにあたっての思いを書きました。ここからはスタディツアーの内容について説明いたします。
選べる3つのスタディツアー(2026年6月・9月)
タケシのスタディツアーでは、それぞれ違うテーマを持つ3つの旅を用意しました。 どの旅も、あなたの人生に新しい光を当てる分岐点になるはずです。
1. モンゴルを通して自分を探すツアー(4泊5日)
~静けさの中で、今まで見えていなかった自分に出会う旅~
便利な社会で暮らす私たちは、食べる・働く・眠る、その一つひとつを「当たり前」として過ごしています。 けれど、モンゴルの遊牧民の暮らしには、命と自然のつながりが常に存在しています。
朝の乳搾り、羊の解体、馬との対話、家族との交流。 どれも観光では触れられない、生きるそのものの場面です。
ここには情報も、雑音も、余計な刺激もありません。電波もほぼ繋がりません。
あるのは風の音、家畜の息づかい、犬がオオカミに向かって吠える声、そして草原のさざなみ。 その静けさの中に身を置くと、いつの間にか自分の内側にゆっくりと入り込み、いつもは気づけない心の声が聞こえてくるかもしれません。
この旅では、生と死の対照を体験し、命について自分の言葉で語れるようになったり、馬とのコミュニケーションで言葉を越えたつながりを感じたりすることができるかもしれません。
遊牧民家族と交流し、自分の価値観を見つめ直す。情報から完全に離れた環境で、内なる声と向き合える。 そして帰国後の「次の一歩」を自分で選び取れるようになるかもしれません。
※かもしれませんという語尾にしたのは、全員が全員そうなれるからではないというのと、自分で引き出さないといけないからです。自分と向き合う勇気が必要です。
夜、語り合う時間は、この旅の中でもっとも自分が戻ってくる瞬間です。 雨の日はゲルのストーブの周りに集まり、「ここで話したことはここに置いていく」そんな約束のもと、安心して心を開いてください。
モンゴルの自然はシンプル。 だからこそ、あなた自身が際立ちます。「自分を探したい」と願う人にこそ届いてほしい旅です。
2. 遊牧民とタケシに学ぶ『駆け足』集中乗馬ツアー(4泊5日)
~一人一人に合わせたモンゴル乗馬を最短で学ぶ~
広大な草原を馬で走る。その瞬間を想像するだけで、胸が高鳴りませんか?
このツアーでは、安全なスモールステップ方式で確実に上達していきます。 タケシと遊牧民が並走し、最初の「止まる・曲がる」の基礎から、そして最終的には自分の力で駆け足を出すところまでサポートします。
この旅では、安全に乗れるための基本スキルを確実に習得し、駆け足のスピードと爽快感を安全に体験することに集中します。
モンゴルでの乗馬を最短で身につけて気持ちよく草原を走りたい方におすすめです。乗馬が初めての方や、少し経験がある方向けになります。
3. 遊牧民の生活から豊かさを学ぶワークキャンプ(4泊5日)
~便利さでも効率でもない、本当の豊かさを体で知る~
モンゴルの遊牧民の一日には、終わりがありません。 朝の乳搾り、水汲み、糞拾い、家畜の世話。正直、どれも地味で、時間がかかり、効率的ではありません。 しかしその一つひとつが、生きるために欠かせない大切な仕事です。
便利さや効率優先の社会から距離を置き、あえてこの「途切れない日常」を体験することで、私たちは働くこと、そして生きることの原点を思い出せるかもしれません。
この旅では、遊牧民の本当の仕事を体験し、体で理解することができます。 自分の手伝いが生活を支えている実感を得て、夜の対話を通して遊牧民の抱える現代的な課題も知っていただきます。資本主義と遊牧というのは、本来あまり合ってはおりません。ソビエト時代の遊牧民の方が幸せだったとも聞いています。遊牧して羊を送っていれば、ほかの必要なものは全部届いたと言っていました。今は、全てお金で買う必要があるため彼らにとっては大変です。
それでも遊牧生活の中にある誇りや喜びを感じ、「豊かさ」とは何か、自分なりの答えが見つかるかもしれません。この旅は、特別なアクティビティのためのものではありません。遊牧生活の中にある、静かで深い「生きる知恵」と「豊かさ」を体感してください。
出発前サポートと、この旅のゴール
どのプログラムも安心して参加できるように、申込前のオンライン説明会や、出発前ガイダンスを行います。 初めての海外、初めてのモンゴルでも大丈夫です。 タケシが一緒に準備を伴走します。
モンゴルでお待ちしています
モンゴルの草原に立つと、広い空の下で、自分の心がそっと開いていくのを感じることができます。
モンゴルを通して自分と向き合う旅にぜひご参加おまちしております。
2026年の6月と9月。 土曜日始まりの4泊5日になると思います。また、募集詳細が決まりましたらお知らせいたします。
モンゴルでタケシがお待ちしております!
