2025年春にご参加いただきました、H .M.T.さんの旅行記です。お客様には1日ごとの出来事をそのまま書いていただくようにご依頼しています。
※旅行記には、ツアー内容やガイドとのやりとりなども書かれております。
ツアーをより良くするために大切なのは、ガイドやドライバーモンゴル人との心の距離です。
旅程内容はこなしますが、それを上回る内容は、ガイドとみなさまとのつながりから生まれるものです。
ぜひ、ガイドやドライバーモンゴル人との心の距離を近づけて、皆さんで最高のツアーを作ってくださいね。
※こちらのアレンジは、ドライバーに大変負担がかかる工程なので、現在は行っておりません。最低2泊3日〜となります。
ツアーは以下ツアーのアレンジです。
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モンゴルのゴビ砂漠周遊ツアー|3泊4日〜| ホンゴル砂丘・バヤンザグ・ヨリーンアム渓谷を観光
モンゴルのゴビ砂漠を巡る3泊4日からの周遊ツアーです。ホンゴル砂丘やバヤンザグ(炎の崖)、ヨリーンアム渓谷など、南ゴビの絶景スポットを効率よく観光できます。ツアガーンソブラガや、イフ・ガズリーン・チョ ...
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今回、2日間(2025/04/26-27)のバヤンザグ・ホンゴル砂丘ツアーに女の子3人で参加しました。
1日目
1日目は、深夜にウランバートル空港に到着し、ツォクトモンゴル乗馬ツアーの代表であるツォクトさんにホテルまで送迎頂きました。
フライトは予定時刻より、1時間半遅れてしまい、深夜2時前の到着となりましたが、柔軟に対応頂けました。
また、当日の夕方にフライト時刻変更のメール連絡を入れたところ、すぐにご返信があり、安心しました。
ウランバートル空港に到着後は、到着ロビー入口にて、「ツォクトモンゴルツアー」と書かれた看板を見つけ、迷うことなく、すぐに合流することができました。また、「ツォクトモンゴルツアー」と背中に記載されたジャケットも目印となっていて、良かったです。
ツォクトさんと合流後は、空港の24時間営業のショップにて水を購入し、車に乗り込み、ホテルへ向かいました。大きな渋滞もなく、約1時間で市内のホテルへ到着しました。
なお、当初予定していたホテルは暖房設備のトラブルがあったとのことで、急遽別のホテルへの宿泊となりましたが、変更手配・チェックイン等を全て対応頂けたので、良かったです。
宿泊先は「東横イン ウランバートル」でした。
チェックイン後は、ツォクトさんにツアー代金をお渡ししました。
私たちは、ツアー代金を現地日本円支払いとしていたため、代表のツォクトさんに直接お渡しでき、安心感がありました。
その後、朝の集合時間等を確認後、ツォクトさんとお別れし、お部屋へ移動しました。
日本でも馴染みのある「東横イン」であり、ベッド3台の他、ソファ・簡易キッチン等も付いた広々したお部屋で、水回りも問題なく、快適に過ごせました。
また、外は氷点下まで冷え込んでいましたが、館内は空調が効いており、室温も問題ありませんでした。
朝は8時前にホテルを出発しました。
日本語ガイドのマンジーさん・ドライバーのトゥラガさん(ツォクト代表のお兄さん)・私たち女の子3人の「5人旅」が始まりました!!!
最初に向かったのは、恐竜の化石が発掘されたことで有名な観光名所「バヤンザグ」です。
ウランバートル市内から約600kmの大移動が始まりました。
この日は、お昼ご飯が少し遅い時間になるとのことで、昼前の車内で、パンにハムを挟んだ即席サンドイッチ を作り、軽食を取りました。
車窓からの景色を楽しみつつ、あっという間に「ダランザドガド」という街に到着。
レストランにて、14時過ぎの遅めのお昼ごはんを食べました。「ツォイワン」・「ボーズ」・「ホーショル」というモンゴルの伝統料理をいただきました。基本的に羊のお肉でしたが、羊特有の臭みは全くなく、日本人には合う印象でした。「ツォイワン」という料理は、焼きうどんのような優しい味付けの食べ物。「ボーズ」という料理は、小籠包のような食べ物でしたが、小籠包といっても1口サイズではなく、日本の「肉まん」を小さくしたようなイメージで、思ったよりも1つが大きく、食べ応えがありました。「ホーショル」という料理は、揚げ餃子のような食べ物でした。外の皮は日本の「油揚げ」に近く、中には挽肉が入っていて、どれも美味しくいただきました。
昼食後、更に車を走らせ、18時前に「バヤンザグ」に到着しました。赤茶色の崖が遠くまで広がる景色は、絶景でした。遊歩道が整備されており、歩きやすい道で、1時間半くらいかけて、ゆっくりと観光しました。
日暮れが遅く、夕日を見ることはできなかったですが、十分景色を楽しむことができました。
また、マンジーさんに写真スポットを教えて頂いたので、素敵な写真が撮れました。

最後は、この日の宿泊先である、ホンゴル砂丘の麓にある遊牧民の方の「ゲル」(遊牧民の方の移動式住居)に向かいました。
道中は、これまでの道とは異なり、舗装されていないデコボコ道をひたすら走っていきました。バヤンザグ出発から約4時間後、23時頃「ゲル」に到着しました。
夜遅い到着でしたが、遊牧民の方が温かいご飯を用意してくれました。羊・じゃがいも・人参を炒めた「ホルホグ」というモンゴル料理をいただきましたが、日本の「肉じゃが」にそっくりの味付けでした。外はおそらく0度近く冷え込んでいましたが、ゲルの中はストーブがあり、お湯も用意して頂けたので、紅茶を飲んで温かく過ごすことができました。

ご飯を食べた後は、ゲルの外で星空を鑑賞しました。空を見上げなくても、地平線の方まで横にも星が広がっており、本当に感動しました。間違いなく人生で1番綺麗な星空でした!!!ゲルでの就寝は、各ベッドに用意されていた枕と掛け布団を使用しました。就寝直前に、マンジーさんがストーブの燃料を追加してくれましたが、まだ寒さがあったのでダウンを着たまま就寝したところ、朝までぐっすりと眠ることができました。1日目は以上です。
2日目
2日目は、朝5時過ぎに起床。
さっそく朝日を見に、「ホンゴル砂丘」へ登りました。
道中は、急斜面の場所や、砂が深く足を取られる部分もあり、かなり体力を消耗しました。
マンジーさんが何度も何度も後ろを振り返って、私たちのペースを確認しながら、止まって待っていてくれましたのを覚えています。
口数は多くないですが、遠くからじっと見守ってくれていて、マンジーさんの優しさを感じました!

そして、休憩を挟みながら、無事に約1時間で頂上に行くことができました。
正直、疲れましたが、頂上からの景色を見たら、疲れも一気に吹き飛び、絶景を見ながら、寝そべって休憩した時間さえも幸せでした!
頂上からの眺めと朝日を満喫した後は、ソリで滑り降りました。

行きの登りは大変でしたが、帰りはソリで降りたので体力的に問題ありませんでした。
ソリ滑りは、思ったよりもスピードが出て、あまりにも楽しく、みんなで笑い転げました!

その後は、ゲルに戻り朝食を食べました。
ラクダの干し肉が入ったおかゆ、ほんのりと甘く薄い揚げパン「ガンベル」をいただきました。
朝食後は、ラクダに乗りました。遊牧民の方と一緒に、ホンゴル砂丘の麓付近を30分くらい散歩しました。
ラクダに乗ると想像以上に高さがありましたが、ゆったりとした動きで一度も暴れることもなかったので、安全に楽しむことができました。

その後は、ゲルに戻り遊牧民の方にお礼の挨拶をしました。
まだ歩けるようになったばかりの小さな子どもがハイタッチをしてくれて、最高に可愛かったです。また、番犬のようなワンちゃんは、吠えることもなく、ゲルの中に入らず、玄関で伏せをして待つなど、しつけがしっかりとされているお利口なワンちゃんでした。
今回、私たちは夜遅くに到着し、朝に出発する短い滞在でしたが、遊牧民の方の優しいおもてなしに感謝しています。
最後は、ウランバートル市内のホテルへ向かいました。約800kmの帰路でした。
車窓からは、羊・馬・ラクダなどの沢山の動物を見ることができました。
4月は出産シーズンとのことで、羊の赤ちゃんも見ることができ、可愛くて癒されました。また、幻の野生馬「タヒ」も見ることができました。トゥラガさんも車を停めて、写真を撮っていたので、かなり珍しい遭遇だったのかなと思います。
他にも夕焼けを見たり、サンルーフを開けて星空を見たり、マンジーさんが車の中で流してくれたモンゴルの歌を覚えたり、移動時間の長い旅でしたが、車の中も楽しい時間でした!また、車内は日本式プラグで充電も可能でしたので、充電が切れる心配もありませんでした。
お昼ごはんと夜ごはんは、道中の街のレストランへ寄りました。どちらも羊肉を中心としたモンゴル料理屋さんです。昨日も食べた「ツォイワン」をいただきましたが、店によって味付けが異なり、食べ比べができ、良かったです。レストランでは、日本でも馴染みのあるコーラ等のジュースもありましたが、モンゴルのミルクティー「スーテーツァイ」も飲んでみました。甘さは一切なく、少し玄米茶のような風味もあり、食事に合う味付けでした。
なお、食事は、どの料理もかなり量が多かったです。男性でも十分に満足できる量でしたが、女性は1人前を食べ切るのは難しいかもしれないので、ツアー同行の方とシェアをしたり、少なめに注文すると良かったです。
どの料理も食べやすかったため、食事が合わなかった時のために日本から持っていったカップラーメンは、食べることはなかったです。
また、海外旅行で心配事の一つである「食あたり」もなかったので良かったです。飲料に関しては、500mlペットボトルの水が車にたくさん積んであり、自由に飲むことができ、足りなくなることもなかったです。
途中レストランでの食事や休憩を挟み、23時過ぎに無事ホテルに到着しました。2日間で約2,000kmの大移動でした!!!
ご無理を言って、過密スケジュールの移動となりましたが、マンジーさんとトゥラガさんが交代しながら、安全運転をしてくれたおかげで、無事に予定通りツアーを楽しむことができました。感謝しています!
途中、マンジーさんとトゥラガさんがモンゴル語で楽しそうに笑って会話している場面が多く、後部座席から見ていて、ほっこりしました。
言葉はわからなかったですが、同行スタッフの仲の良い雰囲気が伝わり、なんだか安心感がありました。
ホテル到着後は、マンジーさんにエントランスまで全ての荷物を運んで頂きました。マンジーさんとトゥラガさんに別れを告げ、2日間のツアーが終了しました。
ツアー全体を通した感想や、今後来られるお客様に向けてのメッセージ
ツアー参加前は不安もありましたが、一生忘れることのない最高の思い出ができました!!!
代表のツォクトさん・ツアー企画の長岡さん・日本語ガイドのマンジーさん・ドライバーのトゥラガさんのおかげです。ありがとうございました。
今回はツアーをオーダーメイドできたことが何より良かったです。既存のツアーでは2日間でホンゴル砂丘へ行き、ウランバートル市内へ戻ってくるプランがなかったため、長岡さんにご相談をしました。「ホンゴル砂丘へ行きたいです!」と勢いで電話をかけた日が懐かしいです。
長岡さんと電話・メールで何度かやり取りをし、プランを決めて頂きました。バヤンザグとホンゴル砂丘へ行くこと以外にも、ゲルへの宿泊、ラクダに乗ること等、やりたい事が全部叶った2日間となりました。
モンゴルは、日本では主流の旅先ではないため、情報量が少なく心配でしたが、メールのご返信も早く、どんな質問にも丁寧に回答を頂いたため、安心してツアー当日を迎えることができました。
ツアー当日は、マンジーさんとトゥラガさんに大変お世話になりました。
マンジーさんは、日本語が流暢で、コミュニケーションに困ることが一切なかったです。日本に3年程の滞在歴があるとはいえ、あれだけ日本語がお上手なのは、ご本人の努力もあると思います。驚きました!
また、2日間を通して、マンジーさんの気遣いを沢山感じました。移動中の車内では、誰かが寝たらそっと音楽を小さくする等、優しい人柄が素敵でした!また、添付写真の一部は、マンジーさんが撮ってくれた写真です。何度も写真撮影をお願いしましたが、毎回景色の良さも、私たちの楽しさも伝わる写真を撮ってくれました。
乗馬が専門のため、ホンゴル砂丘ツアーは、あまり得意でないとお話されていましたが、最高のガイドさんでした!!
日本語ガイドだけではなく、ドライバーであり、私たちのカメラマンであり、マンジーさんがツアー担当で本当に良かったです。何より心強かったです。
また、ドライバーのトゥラガさんは、2日間でかなりの長距離運転をしてくださいました。過密スケジュールだったため、ご負担もあったかと思いますが、安全に事故もなく、無事に送迎頂き、感謝しています。
ツアーの詳細は、上記記載の通りであり、2日間天候にも恵まれ、ホンゴル砂丘の朝日も、バヤンザグの景色も、満点の星空も、どれも非日常体験で、心がリフレッシュされました。私たち3人全員が、心の底から行って良かったと思える最高の旅になりました。本当にありがとうございました。
<ツアー検討中・参加予定の皆さまへ>
・ツアー参加を迷っているのであれば、一度長岡さん(企画担当者様)にご連絡してみてください!ツアーが終わる頃には、モンゴルが大好きになっていると思います!
・ツアー担当の方と仲良くなると良いと思います。名前を覚えて、呼び合って、心の距離を縮めていくと本当に濃い時間になります!
マンジーさんは少しシャイでしたが、2日間で打ち解けました!
トゥラガさんは、愉快なお父さんという感じでした!
・やっぱり天気に恵まれると最高です!
・車で長距離移動がある場合は、ネックピローが便利です。
・乗り物酔いをする方は、酔い止め薬が必須です。舗装されていないデコボコ道は、普段乗り物酔いをしない人でも少し気分が悪くなります。後部座席はかなり揺れるので、酔いやすい方は助手席がおすすめです。
・青空トイレ以外は、どうしてもトイレの場所が限られます。特に女性は、トイレに行けないことを気にして、水分を摂取するのを控えてしまうことがあると思うので、脱水症状には気を付けてください!
※こちらのアレンジは、ドライバーに大変負担がかかる工程なので、現在は行っておりません。最低2泊3日〜となります。