2024年冬にご参加いただきました、りょーへいさんの旅行記です。お客様には1日ごとの出来事をそのまま書いていただくようにご依頼しています。
※旅行記には、ツアー内容やガイドとのやりとりなども書かれております。
ツアーをより良くするために大切なのは、ガイドやドライバーモンゴル人との心の距離です。
旅程内容はこなしますが、それを上回る内容は、ガイドとみなさまとのつながりから生まれるものです。
ぜひ、ガイドやドライバーモンゴル人との心の距離を近づけて、皆さんで最高のツアーを作ってくださいね。
ツアーは以下ツアーのアレンジです。
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冬のテレルジ観光ツアー|3泊4日〜|乗馬で亀石・アリヤバル寺院・チンギスハン騎馬像へ
冬のモンゴルを満喫できる3泊4日からのテレルジ観光ツアーです。乗馬で亀石、アリヤバル寺院、チンギスハン騎馬像を巡り、遊牧民のゲルに宿泊しながらモンゴルの自然と文化に触れる体験ができます。初心者も安心の ...
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1日目
【モンゴル入国前〜モンゴル到着】
私は今回の旅行、中国旅行も兼ねていたので、北京からウランバートル便でモンゴル入りしました。機内ではモンゴルのマダム達と仲良くなり、簡単なモンゴル語やモンゴル文化を教えて貰うことができました。
MIATの機内は、若干狭め&座席モニターはなし、といった感じでやや質素に感じられるかもしれません。機内食はおいしく、ビールも頂けたので私は満足です。


モンゴルに着いたことを一番感じさせてくれる広告です。
到着後は23時過ぎということもあり、ヘトヘトでした。入国審査は入国カード等は不要で(私は間違えて書いてしまった。)、入国審査官から滞在先住所のみ「Address?」と聞かれたました。どうしようか迷いましたが、ツォクトツアーの会社の住所を携帯で提示しました (これで問題なく通してくれた)。
税関を抜けて到着ロビーに出ると私の名前、「SUZUKI」と看板を持ったお二人が待っていて下さいました。お二人ともモンゴルの方で一人はドライバーの方、もう一人は日本語ガイドの方でした。
【空港から宿泊地へ】
お迎えの車はトヨタのプリウスで、簡単に自己紹介を済ませると車が出発しました。移動時間が2時間くらいと聞いて、この夜遅くからマジか!?と正直思ってしまいました。ただ、日本では絶対に味わえない真っ暗な砂利道を爆速で走り抜ける体験ができて振り返ってみると貴重な体験だったなと思います。
半分居眠りしながら2時間弱ガタゴト道なき道を走り抜けると、車を降りて、と言われました。やっと着いたか〜と安心していると凍った川を歩くように言われました。月明かりがあるとはいえ、ところどころ氷が溶けかけた川を歩くのは中々に大変で、私は片足を水に漬けてしまいました。ですが、これもモンゴルの過酷な自然を体験できたなと、今となっては良い思い出です。


少し川を歩いていると、宿泊地の遊牧民の方が迎えに来て下さいました。車に乗り換え、さらに数分走ると遂に、憧れのゲルが!その後、宿泊用ゲルに入り、荷物を整理しました。後で気が付きましたが、薪ストーブで暖められておりかなり快適でした。
【1日目の夕食】
既に時刻は夜中の1時過ぎでした。遊牧民の方が暮らすゲルへ入って夕食を頂きます。
夕食はじゃがいもの煮込みとモンゴルミルクティー、パンです。日本人は私一人で、モンゴルの方に囲まれて食事を頂きます。言語はモンゴル語で肩身が狭いなと思いつつ、身体がホクホク温まる素敵な夕食でした。
【1日目の睡眠】
既に夜中2時ころでしたが,電気はバッテリーを用いて点灯している様子でした.1日目は特段充電も困っていなかった (モンゴル航空機内で充電できないのは若干想定外でしたが) ため,特に充電もお願いすることなく睡眠に付きました.ガイドさんが同じゲルに寝泊まりする、というのには若干びっくりしましたが、そのくらい問題ありません。むしろ朝から晩まで世話になります...という気持ちです。
2日目
【目覚めから朝食】
この日は確か朝9時に朝食でした。ゲル宿泊は暖かい薪ストーブと寝心地の良いベッドのおかげで大変快適に寝ることができました。朝食に向かおうと向かおうとすると、昨日夜は暗闇で見られなかった牛の大群が居て驚きました‼️

朝食は卵とキュウリ、ニンジン、パンなどでした。
流石に日本のカフェのように豪華なモーニングとはいきませんが、パンは自分の好きな量を調整して食べられるので、十分だと思います。朝食の前後に,お水 (ミネラルウォーター)の配布とスマホの充電タイムがありました.充電は希望すれば日中太陽光で満タンまでできるような感じでしたが,私は観光中も写真を撮りたかったのでスマホの充電はそこそこに,出発することにしました.
【トイレや洗面事情】
ここで,トイレや洗面事情について書いておきます.私の泊まった遊牧民ゲルではシャワーは時期を問わず浴びられません (一方,ツーリストゲルは夏は浴びられるようです).洗面の水については,雨水ベースのようでしたので,私は日本から持参した汗拭きシートでシャワーや洗面の代わりとしました.もちろん雨水でも濁っているとかはなく,私も手洗いの際は使用しました.
トイレについては恐らく日本人は誰でも指折り5本のトイレになると思います.
大きな穴に2枚の板を掛けて,その間で用を足すようなイメージです.
匂いが厳しいかと思っていましたが,寒さと穴の深さもあるのかそこは大丈夫なようです,
穴の周りには,周囲から見えないように仕切り板がされています.

【乗馬スタート-お寺へ】
10時頃から乗馬がスタートしました。私は乗馬経験が無かったので、ガイドさんに説明して頂くところからのスタートでした。日本の動物園や牧場の係の方と比べるとあっさりとした説明に感じましたが、習うより慣れろで、乗ってしまって感覚を掴めばどうってことありませんでした。遊牧民の方1人と日本語ガイド,私の3人でアリヤバル寺院へ向かいます.
【乗馬中】
後で知ったことですが、結局15kmくらいをいきなり馬に乗って移動していたようです。途中雪山を下る際は手綱をサポート頂きましたが、基本的には1人で静かに乗馬していました (私はモンゴル語がわからな私以外の2人で会話は盛り上がっていました)。今思えば,少し話しかけてみればよかったかなと思います.
【休憩】
途中,1回の休憩がありました.休憩中は馬を柵につないであるので,用を足したり,座って休んだり,景色を眺めたり過ごし方は自由なようです.
休憩場所も雄大な景色でついつい見入ってしまいました.なお,休憩の間も馬の後ろには回らないように注意です!

【寺院観光】
お昼前頃,アリヤバル寺院に到着しました.既に2時間以上馬に乗っていてヘトヘトでしたが,ここからも歩きでまあまあの上り坂が続きます.


寺院とは言え,日光東照宮や清水寺のように大きなものではなく,ヒッソリした印象です.夏になればもっと観光客も多いそうですが,私は冬の人が少ない時期に行けたので,チベット仏教の雰囲気を存分に味わえたように思います.


チベット仏教には,日本の仏教とは違った拝観ルールがあるようで,ガイドさんが細かく教えて下さいました.中の様子も日本のお寺とは大きく異なり,興味深かったです.
【お昼】
お昼は本来宿泊地への帰路の途中にあるレストランで取る予定でした.しかし,お休みだったようで仕方なく,コンビニのようなところのカップ麺でご飯となりました.

韓国メーカーのもの,日本メーカーのもの,色々選べます!ちなみにコーヒーはポッカサッポロ製、カップ麺は韓国のものでした。お代はツアーに含まれているようで、ガイドさんが支払いしてくださいます。現金を持ち歩く必要はないでしょう。
【亀岩】
昼食後,亀岩を観光します.個人的に,こういう○○岩,と呼ばれるものは現地に行ってみると大したことない,という印象を持っていました.しかし,モンゴルの亀岩はとても迫力があり,誰が見ても亀とわかるような形状をしています.

記念写真もガイドさんにお願いすれば撮ってくれます。乗馬中の写真撮影は流石に危ないので、原則禁止らしいです。ゲルに戻る帰り道は乗馬に慣れてくる一方で、疲労や油断との戦いでもあります。私も途中眠気やお尻の痛さなど、若干しんどい部分もあったのでこれからモンゴルで乗馬される皆さんはいつも以上に体調を万全にしておくことをお勧めします。
帰り道も、雄大な景色が続きます。休憩中に撮った写真をいくつか載せておきます。




【帰宅~夕食前まで】
無事に宿泊地である遊牧民ゲルへ戻ってきた後は自由時間です.とは言え,お風呂もなければ洗濯の必要もないので,ぶらぶら歩いたり,薪ストーブを眺めるくらいしかやることがありません.私は日本での生活スタイル的にで明るい時間にぶらぶらするような機会が無かったので、これはこれで新鮮です。



思えば、今までの海外旅行で私は、朝から晩まで都市部の観光地を駆け巡る旅しかしてきませんでした。モンゴル旅のように、時間に余裕があるような旅をしてこなかったので,まったりできるのがとても新鮮な感覚でした.ちなみに携帯や腕時計以外は時計という時計もありませんので、その気になれば時間までも忘れることができてしまいます。
【夕食】
この日は麺料理で,モンゴルで食べたものランキングでもかなり上位のおいしさでした。遊牧民のご家族のお母様は日本語は話せませんが、とても優しく、おかわりを気にしてくださいます。おかわりを頂きつつ、モンゴル語でおいしい!という意味の「アムッタイ!」と声をかけてみたところ、大変笑顔を浮かべて下さり、とても心の距離が近くなれたような感じがしました。

この日は大変疲れていたので、少しだけ遊牧民のお子さんと遊んだのち、早めに宿泊ゲルへ戻りました。気が向けば遊牧民の方との団らんを楽しんだり、お子さんと遊んだりすることもできます。この辺も普通のツアー旅行には無い魅力かもしれません。
【夕食後】
私は写真撮影が好きであり、モンゴルに行く前から星空の写真を撮ろう!と考えていました。ただ、私の旅行期間は満月&曇りで残念ながらコンディションは悪かった。。。のですが、色々と写真を撮れたので、引用してみます。




いかがでしょうか?写真は後で見返すとピンぼけしていたり、散々だったのですが、夜な夜な大地を一人で散策するという珍しい経験であったことに間違いありません。牛や羊の鳴き声に囲まれながら寒い大地を歩く経験、お勧めですよ。
【3日目】

早いもので、3日目(乗馬最終日)が来てしまいました。当初のプランでは遊牧民ゲルに3泊4日ステイする予定でしたが、冬から夏の場所へゲルや家畜の大移動があるということで、3日目の晩は1泊目2泊目の晩を過ごした場所ではなく、ツーリストゲルへ大移動することになりました。
この話を聞いた時点では「荷物スーツケースにまとめるの若干面倒だな...」と思ってしまいましたが、この日の大移動がとても感動的で一生忘れられない思い出の一つになっています。スタートは変わらず9時朝食くらいののんびりスケジュールで、この日はクッキーのような朝ごはんから一日が始まりました。

朝食を食べ終わると、何やら外が騒がしく...荷物の積み込みが始まっていました。ゲルの骨組みや大きな荷物は車で何往復か運送し、動物達は馬に乗りながら一緒に移動、というスタイルのようです。私は日本でちょうど引っ越しの荷造りをしていた時期で、開始30分少々でゲルの解体まで始まっていることにただただ驚いていました。

そうこうしているうちに自分も出発の時間です。

ひたすら遊牧民の方と家畜を追いかけながら進みます。
動物の大群と移動する日が来るなんて思いもしなかったので、ただただ新鮮な感覚でした。



動物たちが川を超えていく様子も間近で観察できました。3月中旬くらいまでは川の水が凍っているようで、氷の上を渡ることができます。しかしながら、場所によっては氷が溶け始めており、モンゴルの季節の移り変わりまでもこの短い旅行期間に楽しむことができたように思います。
家畜を追いかけた後は、別のルートで来た方と合流し、日本人3人+ガイドさんでチンギスハーン騎馬像へ向かいます。私の体重が重いせいか日本人3人の中でも圧倒的にお尻が痛く、何度もギブアップしそうになりました。お金払ってまでこの痛い思いをするなんて...と辛く感じるときもありますが、いまとなってはとても良い思い出です。



チンギスハーンの騎馬像は、大地にポツリと立っています。中に展示物が沢山あるわけではありませんが、お土産屋さんなどもあり、せっかくなら行ってみると良いかと思います。これは後日談ですが、私の知り合いも仕事の関係でモンゴル出張に行っていたそうで、このチンギスハーン像だけは現地の方が連れて行ってくれたそうです。それくらいにはメジャーなスポットなのかなと思います。
お昼はこのチンギスハーン騎馬像のふもとでチャーハンのようなものを頂きました。チンギスハーン騎馬像に上った後は、ラクダに乗ったり鷹と記念写真を撮ったりすることができます。こちらはツアーとは別の方が運営されているので、現地で支払いする必要は出てきますが、日本円で1000円でも受け付けてくれます。5分ほどのラクダ乗りですが、私はとても楽しかったのでこちらもお勧めです。

すっかり気に入ってしまったので、今の私のlineアイコンはこれです (笑)
この後はツーリストゲルへ向かいます。この2時間は休憩が途中あったとは言え、お尻との戦いで大変辛かったと記憶しています。でも、この2日間安全に私を乗せてくれた馬には今でも感謝していますし、いまも少し恋しくなっています。

モンゴル三日目の晩を過ごすツーリストゲルはその名の通り、観光客向けに建てられたゲルです。夏のシーズンは満室になるくらいお客さんがいるようですが、私のときはお客は3人でした。基本1人1ゲルという形で、中々リッチな暮らしができそうです。




ツーリストゲルだと、設備が少し現地のゲルとは異なるのかな?と考えていましたが、基本は同じです。ツーリストゲルの周りの景色も十分見ごたえがありますし、携帯などの充電が比較的しやすいこと(夜間でも発電機を回してくれている?)、夏はシャワーを浴びられることを考えるととても良い環境なのではと思いました。ちなみに携帯の電波は遊牧民のゲル・ツーリストゲルどちらもばっちり入ります。充電だけは遊牧民のゲルだと天気やタイミングによるかもしれません。

こちらのゲルでは、日本語がわかるお母さまや英語がお上手なお姉さんが対応してくれました。お料理も大変おいしかったので、感謝しています!食後はその方々とお話したり、持っていたビールで同じ日本人と乾杯したり(お酒は冬はゲルで買えなかったので手持ちのビールをシェアしました)、楽しいひと時を過ごしました。私のモンゴル旅の一つの目的は、「人と離れて大地を眺めたい」という点だったのですが、結局人が好きなんだなとこの日、自分を見つめなおすことにもなりました。
お土産については、このゲルでも買うことができます。日本円で精算できることや、現地の方から直接買うより安心感があるのでお勧めです!私もいくつか買いましたが、実は期限切れのものが混じっていたり、スタッフの方も値段を100%は把握していなかったりとここで買うのもスムーズとは行かない場合があるかもしれません。ウランバートル市内に出られる方については市内でも買える場所はあると思いますし、帰りの空港でも売っているものがあったので、無理にここで買う必要はないとは思いました。もちろんここで買うのもお勧めですが、他にも買える場所はありそうです!
(ただ、お値段も良心的な感じなので、本当にどちらでも良いと思います)
この日は私は早めに寝て、翌朝に備えました。
※天気もあまり良くは無く、写真も撮る気になりませんでした。
【4日目】
4日目の朝です。この日はツアーを終了し、ウランバートルへ帰る日です。

私は4日目の夜はウランバートル市内に宿泊することにしていたので、4日目は市内観光を楽しみました。ツォクトツアーでも市内観光をお願いすることができるそうです。

ツアー最後の食事、とても豪華でした。4日間お世話してくれたスタッフの方々や動物達に対し、楽しいツアーをありがとう、という気持ちでいっぱいです。


私はまずはウランバートルを眺めてみたかったので、展望台に行きました。思っていたよりも都会でびっくりです。ただ、東京にはない大自然と都市のコントラストがとても感動的でした。このほかにも、市場を覗いてみたりもしました。


モンゴルは思っていたよりも韓国資本が参入しているらしく、コンビニチェーンや各種製品も韓国製が一番多く、その次くらいに日本製の製品が多そうです。日本で見慣れた商品もそこそこあります。値段は1.5~2倍くらいする印象です。

中心部のチンギスハーン広場に行き、お昼にすることにしました。お昼は日本の吉野家を見つけたので、海外の吉野家がどのようなものか、興味本位で入ってみることにしました。


牛丼があるのは日本と同じですが、マトンが食べられるのは何ともモンゴルらしいなと思いました。せっかくなので、そちらを頂きます。

日本では多分味わえない、羊肉と牛丼のタレのミックスがとてもおいしく、ぜひ日本展開も、と思いました。ちなみに、吉野家の他にも松屋が出店しているようで、夜に行ったところそちらは閉業中でした...(ただし店長さんみたいな人は日本人で、日本語で閉業中だよって教えてくれました)

外国で日本のチェーンを見かけると、なんだか安心するのは私だけでしょうか?ただ、必ずしも日本のチェーンだからといって日本と同じとは限らないらしく、アメリカの牛角と日本の牛角は全然違うという噂を聞きました。モンゴルの日系飲食店は日本クオリティのように思いましたが、念のためご注意ください。

閑話休題、午後のウランバートル観光に話を戻すと、私は国立博物館とチンギスハーン博物館を回りました。写真が禁止されている箇所が多かったので、ちょっとうろ覚えですが、国立博物館は日本語の簡易パンフレットがあったように思います。確か展示品も英語表記がなされていたと思います。



一方、チンギスハーン博物館は日本語パンフレットは在庫切れ、展示もモンゴル語のみだったことから内容はよくわかりませんでした。でも、展示品は確実に見ごたえがありますし、ウランバートルへ来たら行く価値はあると思います。



その後、ウランバートル駅を眺め、大陸を走る鉄道に思いを馳せます。
そして、翌日の朝が早いことから観光はこのくらいにして、ホテルへ帰ることにしました。最早ツォクトのツアーとは関係ありませんが、モンゴル旅行記としてもう少しお付き合い頂ければと思います。



宿泊したのは日本でも有名な東横インです。実はあのホテルがモンゴルに進出しており、スタッフの方の多くも日本語が話せます(深夜帯は英語対応のみでしたが)。館内は基本的に日本語・英語・モンゴル語の三言語で表記されとており、安心です。何よりも立派な湯舟に浸かれることは大きなアドバンテージになるのではと思います。ツアーの間シャワーを浴びられなかった方へ特にお勧めです。
この日の夕食は近くの日本食レストランに出かけることにしました。本当はモンゴル風しゃぶしゃぶレストランやモンゴル料理にトライしてみたかったのですが、モンゴル語がわからない私1人では中々厳しいものでした。


ジェスチャーとスマホを駆使し、日本の唐揚げ定食みたいなものと焼き鳥を頼みましたが中々なジャンボサイズです。異国の地でこの味を食べられるとは中々思いませんでした。日本の政府や企業の協力によって、新ウランバートル空港や様々な病院が建設されたそうですが、その割には日本人が少ないように感じました。ぜひ両国の関係がもっと深まると良いなと思った夜でした。


これらは最後の夜食です。ミルクはおいしかったのでお勧めです。
【最後に】
私は学生時代最後の旅行先としてモンゴルを選びました。なぜ行きたかったのかというと人から離れて大自然を味わいたい、という理由でした。でも、それは結果的に自分は人が好きなんだ、と自分を見つめなおすきっかけにもなりましたし、自分の世界を大きく広げられたように思います。モンゴルに行くのは何かとハードルが高いかもしれませんが、かなりお勧めです。行ってみると良いと思います!
【これから行かれる方へ】
少しだけアドバイスを書いてみます。
ツアー中
・乗馬などで、体力的・恐怖心的に無理なときは無理と言いましょう。きっと置いて行かれます。
・携帯の充電については、ツーリストゲルは大丈夫です。遊牧民のゲルの場合は2個くらいバッテリーがあると良いかもしれません(私は3個持っていきましたが、そんなにはいらなかった)。多分何日かいれば充電できるタイミングはあると思います。遊牧民の方も携帯は使われているようですので。
・寒さ対策についてはそこまでシビアにならなくて良さそうです。手袋などは必須ですが、ダウン+セーター+マフラーは流石に暑かったです。北海道の極寒地帯よりは体感気温は暖かい印象です。
・汗拭きシートは日本から持っていくと良いかもしれないです。シャワーに浴びられない分、スッキリしたくなると思うのでお勧めです。
・乗馬をするとお尻がとんでもなく痛くなります。舐めないでください。お尻を制するだけで乗馬を制すると言えるくらい、私はキツかったので、座布団とか、厚手の下着とか何らかの対策をお勧めします。
・私はツアー中、シャワーを浴びられないことよりも髭の伸びが一番気になりました。男の方はなにか対策を考えたほうが良いと思います。
旅行全般
・クレカは複数系統用意しておいてください。トゥグルグが私のカードと相性悪かったのか、いつもの海外旅行以上に弾かれた印象です。すぐにネットから止められるカードを3枚ほど持っておくと良いでしょう。
・簡単なモンゴル語は覚えておいたほうがいいと思います。遊牧民の方と仲良くなれるのもそうですし、何より一人になったとき困ります。英語も最低限はわかるようにしておくと良いでしょう。
・旅行保険はしっかり入っておくと良いでしょう。乗馬の怪我に使えることはもちろん、レンタル品の紛失にも適用できることがあります。私は多分モンゴルでモバイルルータの充電器を賠償金になりかけました。
・モンゴルの物価は日本より安い、と事前情報を得ていましたが、そんなに変わらない印象でした。観光地だと日本よりも若干高いかな?と思うこともあり、調子にのってお金を使いすぎないようにしたほうがいいと思います。
【お勧めな人】
友達同士→忘れられない旅になると思います。日本のキャンプやグランピングを馬鹿にできるくらいの旅ができます。それに、ツアー料金も多少安くなると思います。
一人旅→自分を見つめなおすという意味では良いと思います。ただし一人料金がかかる場合もあるので、お財布とも相談です。あと普通に日本人1人だと寂しい思いをすることもあるので、覚悟をしてください。
カップル→意外とアリなのでは?と思いました。慣れない地で慣れないことをするのも悪くないと思います。
※家族連れに関してはよくわかりませんでしたが、小学生くらいには過酷すぎる気がしました。せめて中学生くらいからでしょうか。。。モンゴルの方は小学生から馬に乗るらしいので、結局は気合かもしれません。