
『モンゴル・ハーン』を観て
こんにちは!ツォクトモンゴル乗馬ツアーKokoです。
先日、東京と名古屋で公演されたモンゴルハーンを観に行ってきました!

公演はもう終わってしまいましたが、日本でモンゴルを感じられたのは本当に楽しかったです。!
以下、完全にネタバレになっておりますので、どうぞご理解ください。(永遠とは はネタバレじゃないです)
上演中の撮影はNGだったので、文章のみです。
あと、もしかしたら内容がところどころ間違っているかもしれません。。もしあればすいません・・・
公演日程
東京公演:2025.10.10〜20 東京国際フォーラム ホールC
名古屋公演:2025.10.24〜25 愛知県芸術劇場
チケット購入方法
オンラインチケットでの購入でした。ローチケ(ローソンチケット)・e+(イープラス)
座席について
SS席:18,000円、S席:14,000円、A席:10,000円、B席:8,000円
やはり、SS席だと、間近でみられるので、演者さんの表情などが鮮明に見ることができます!
A席だと、4階とかになりますが全体を見ることができるので、それも良いと思います!
どこでみても迫力のあるものを見ることができます!
会場の様子




お話について
最初に登場したのは、二人の狐の妖精。
言葉を使わず、踊りだけで物語を語っていました。
動きがぴったりそろっているのに、まったく同じではない。
その繊細な踊りに、すっかり見入ってしまいました。
やがて、王と二人の妃、そして二人の王子が現れました。
正妃ツェツェルは、王に愛されず、心に深い孤独を抱えています。
そんな彼女のそばにいたのがエゲレグ。
でも後に、子を入れ替えろと迫られます。
ツェツェルは、自分が産んだ子を手放すなんてできない、と強く拒みます。
でも、エゲレグは冷たく言うのです。
「それなら、その子を殺すしかない」と。
ツェツェルは震えながらも、子を守るために、泣く泣く入れ替えを受け入れます。
信じていた人に裏切られ、母として、女として、どうすることもできない。
その苦しさがあふれ出るツェツェルの演技は、
まるで心そのものが舞台の上で燃えているようでした。
「母として、どう生きるか」・・・その姿はとても切なく、でも強く見えました。
時間が流れ、
二人の王子は大人になります。
しかし、側妃の子として育てられたアチルは、暴力的になってしまいます(実はツェツェルの子ども)。
王であるハーンは、そんな息子を前に、国を託すことへの迷いと恐れに。。。最終的に自らの息子を手にかけ、最愛の妃をも失いました。
(そして、それを知った本当の母ツェツェルは、、、そして、王子は、、、)
彼の孤独は、きっと王という立場だけではなく、父としての痛みだったのではないかと思いました。
血を誇ることと、愛することは、必ずしも同じではない。
その矛盾が、胸に深く刺さりました。
それでも最後に彼は言います。
「匈奴(きょうど)は永遠」
永遠とは
もしかしたら、永遠とは血のつながりだけではなく、
人の心や文化が受け継がれていくことなのかもしれません。
たとえ滅びても、想いは残る。
そんなことを感じました。
カーテンコールでは、出演者たちが再び笑顔で踊っていました。
悲しい物語のあとなのに、不思議と温かかったです。
舞台を観終えて思いました。
それは、「人が何を残すか」という問い。
知識でも、財でもなく、誰かを想う心の熱が、永遠というものの正体なのかもしれない。
そんなことを思いながら、会場を後にしました。
また、講演やってほしいですね。